1週間も経たずに明らかになった戒厳関与者らのウソ
Posted December. 14, 2024 08:23,
Updated December. 14, 2024 08:23
1週間も経たずに明らかになった戒厳関与者らのウソ.
December. 14, 2024 08:23.
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「警告用だった」尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は戒厳令を宣布した翌日(4日)、龍山(ヨンサン)大統領室で韓悳洙(ハン・ドクス)首相、与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表らと会い、「戒厳は野党の暴挙に対する『警告用』措置だった」と述べた。しかし、10日に郭種根(クァク・ジョングン)前特殊戦司令官は、『議決定足数がまだ満たされていないようだ、早く扉を壊して中にいる人を引っ張り出せ」という尹大統領の秘話フォン(防諜携帯電話)での指示発言を暴露した。戒厳軍が国会議員を引っ張り出すことは、誰が見ても警告性ではない。嘘が明らかになるのに6日しかかからなかった。「指示しなかった」大統領室は7日、記者団に「大統領は誰にも国会議員を逮捕、拘留するよう指示したことはない」と釈明した。その日、洪壮源(ホン・ジャンウォン)国家情報院第1次長は国会で、「この際に全部捕まえて整理せよ」という尹大統領の発言と逮捕対象政治家のリストを公開した。幸いなのか、大統領室は「整理せよという言葉は必ずしも逮捕拘留せよという意味ではない」という奇妙な説明はしなかった。一日も通用しない嘘だ。「テレビを見て知った」趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長は5日、国会で「戒厳令宣布をメディアを通じて知った」と述べた。郭氏は6日、ユーチューブで「(ニュースの)字幕で知った」と話した。すべて嘘だ。明らかになった捜査結果によると、趙氏は、事前に三清洞(サムチョンドン)の大統領の安全家屋に呼ばれ、尹大統領から直接、戒厳作戦指揮文書を受け取り、作戦計画の「ブリーフィング」まで聞いたという。郭氏は、戒厳の2日前、金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防長官(当時)から戒厳任務地点6ヵ所を指定された事実を自ら暴露した。どちらも1週間も経たないうちに発覚した。通常、犯罪に関与した人たちが嘘をつく場合、最も大きな理由は犯行を隠したいからだ。あるいは、処罰を少しでも軽くしようという思惑かもしれない。中には、嘘をついてでも名誉を守りたいという人もいるだろう。「私は決して関与しなかった」としながら。しかし、今回の戒厳は、全国民と海外メディアが犯行現場を中継で目の当たりにした。警察、検察、高位公職者犯罪捜査処は、競走馬が疾走するように捜査している。人的・物的証拠は山ほどある。真実と処罰という結果は予想より遅くなるかもしれないが、その到着は確実だ。口を合わせた嘘の軸は、1人、2人ずつ前線を離脱して崩れつつある。あの夜、大統領の顔色がどうだったかまで明らかになったではないか。まだ「私が黙っていれば真実がわからない」と思っている人がいるなら、現実を見るべきだ。人々は最も大きな罪を犯した人よりも、最後まで隠した人に対して、より大きな裏切りを感じるものだ。真実を明らかにするために消費される国力、努力、時間を少しでも減らして、崩壊した国を再建するために使うことができれば良いことだ。2024年、韓国で大統領の任期がわずか半分しか残っていないのに、このような未曾有の国難が起こるとは誰も想像していなかった。尹氏を大統領に選んだ人も選ばなかった人も同じ気持ちだ。尹大統領は2022年5月10日の就任式でこう言った。「私は、自由、人権、公正、連帯の価値に基づいて、国民が真の主人である国、国際社会で責任を果たし、尊敬される国を偉大な国民の皆さんと共に必ず作っていきます」。今になって明らかになった嘘なのか、結果的に嘘になったのか、本人だけが知るところだ。
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「警告用だった」
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は戒厳令を宣布した翌日(4日)、龍山(ヨンサン)大統領室で韓悳洙(ハン・ドクス)首相、与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表らと会い、「戒厳は野党の暴挙に対する『警告用』措置だった」と述べた。しかし、10日に郭種根(クァク・ジョングン)前特殊戦司令官は、『議決定足数がまだ満たされていないようだ、早く扉を壊して中にいる人を引っ張り出せ」という尹大統領の秘話フォン(防諜携帯電話)での指示発言を暴露した。戒厳軍が国会議員を引っ張り出すことは、誰が見ても警告性ではない。嘘が明らかになるのに6日しかかからなかった。
「指示しなかった」
大統領室は7日、記者団に「大統領は誰にも国会議員を逮捕、拘留するよう指示したことはない」と釈明した。その日、洪壮源(ホン・ジャンウォン)国家情報院第1次長は国会で、「この際に全部捕まえて整理せよ」という尹大統領の発言と逮捕対象政治家のリストを公開した。幸いなのか、大統領室は「整理せよという言葉は必ずしも逮捕拘留せよという意味ではない」という奇妙な説明はしなかった。一日も通用しない嘘だ。
「テレビを見て知った」
趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長は5日、国会で「戒厳令宣布をメディアを通じて知った」と述べた。郭氏は6日、ユーチューブで「(ニュースの)字幕で知った」と話した。すべて嘘だ。明らかになった捜査結果によると、趙氏は、事前に三清洞(サムチョンドン)の大統領の安全家屋に呼ばれ、尹大統領から直接、戒厳作戦指揮文書を受け取り、作戦計画の「ブリーフィング」まで聞いたという。郭氏は、戒厳の2日前、金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防長官(当時)から戒厳任務地点6ヵ所を指定された事実を自ら暴露した。どちらも1週間も経たないうちに発覚した。
通常、犯罪に関与した人たちが嘘をつく場合、最も大きな理由は犯行を隠したいからだ。あるいは、処罰を少しでも軽くしようという思惑かもしれない。中には、嘘をついてでも名誉を守りたいという人もいるだろう。「私は決して関与しなかった」としながら。
しかし、今回の戒厳は、全国民と海外メディアが犯行現場を中継で目の当たりにした。警察、検察、高位公職者犯罪捜査処は、競走馬が疾走するように捜査している。人的・物的証拠は山ほどある。真実と処罰という結果は予想より遅くなるかもしれないが、その到着は確実だ。口を合わせた嘘の軸は、1人、2人ずつ前線を離脱して崩れつつある。あの夜、大統領の顔色がどうだったかまで明らかになったではないか。
まだ「私が黙っていれば真実がわからない」と思っている人がいるなら、現実を見るべきだ。人々は最も大きな罪を犯した人よりも、最後まで隠した人に対して、より大きな裏切りを感じるものだ。真実を明らかにするために消費される国力、努力、時間を少しでも減らして、崩壊した国を再建するために使うことができれば良いことだ。
2024年、韓国で大統領の任期がわずか半分しか残っていないのに、このような未曾有の国難が起こるとは誰も想像していなかった。尹氏を大統領に選んだ人も選ばなかった人も同じ気持ちだ。尹大統領は2022年5月10日の就任式でこう言った。「私は、自由、人権、公正、連帯の価値に基づいて、国民が真の主人である国、国際社会で責任を果たし、尊敬される国を偉大な国民の皆さんと共に必ず作っていきます」。今になって明らかになった嘘なのか、結果的に嘘になったのか、本人だけが知るところだ。
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