最大野党「共に民主党」の朴智元(パク・ジウォン)議員は、子供の入試不正とユ・ジェス元釜山(プサン)市経済副市長に対する監察もみ消しなどの罪で懲役2年の実刑が確定した祖国革新党の曺国(チョ・グク)前代表に対し、「新しい政権が発足すれば、必ず赦免され復権される」と話した。与党からは「収監前から恩赦を口にするのか」と反発の声が上がった。
朴氏は13日、「曺前代表に対し、『あなたが刑務所に行って少し服役して出たら、強くなるだろう。大衆政治家として生まれ変わる。だから、金大中(キム・デジュン)が言った通り、挫折せずに災い転じて福となす機にして出てきなさい』と話した」とし、「本人も(判決に)きっぱりと承服しているではないか。きっぱりとしているではないか」と話した。
朴氏は、「韓国国民と韓国の政界は少なくとも中央選管委員会の最終的な有権解釈や最高裁の最終判決は全て従うのに何の抵抗もない」とし、「さすが曺国らしい、そこを高く評価する」と話した。曺氏の実刑判決については「政治環境が2年間服役はさせないだろう」とも話した。
曺氏は前日、最高裁で私文書偽造および行使、業務妨害、請託禁止法違反などの罪で懲役刑が確定した。議員職を失った曺氏は、服役期間の2年を含め、今後7年間、被選挙権が剥奪され、次期大統領選挙にも出馬できない。
与党「国民の力」の院内関係者は、「曺前代表はまだ収監されたわけでもないのに、楽観的な予測をするのは時期尚早だ」とし、「司法の判断を無視するような発言は自粛せよ」と反発した。
イ・スンウ記者 suwoong2@donga.com