尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾訴追案が国会で可決された直後から、憲法裁判所のホームページ(www.ccourt.go.kr)の掲示板に弾劾の賛否を争う書き込みが爆発的に増えている。弾劾訴追案の採決を控えて始まった場外世論戦が、憲法裁判所の審理を控えてオンライン上で広がる様相だ。
16日まで憲法裁のホームページの自由掲示板に投稿された弾劾関連賛否の書き込みは約3万7千件にのぼる。尹大統領の弾劾訴追案が可決される前日の13日までは投稿が約600件にすぎなかったが、わずか3日間で3万6千件を超える意見が寄せられたのだ。憲法裁の自由掲示板は、実名認証をした利用者だけが投稿することができる。
賛成と反対の意見は拮抗している。コさんは、「非常戒厳令の要件不備、違憲的な布告令、刑法上の内乱罪など大きく3つの弾劾事由で賛成する」とし、「戒厳令布告後、最も物議を醸したことの一つは、戒厳軍の国会への進入だったが、戒厳軍が国会境内に進入して本庁への進入を試みたのは内乱罪に該当する行為と見なければならない」と主張した。キムさんは、「国民を恐怖で眠れなくさせ、過ちを反省せず、国民を怒らせ、絶えず人のせいにし、扇動と嘘をつく人がどうやって国民と国を代表する人になれるのか」と書き込んだ。
一方、イさんは、「巨大野党の立法独裁、予算削減、スパイ法反対、不正選挙を行う『共に民主党』を阻止するために戒厳を行っただけで、戒厳は憲法に明記されている大統領の権限」とし、弾劾訴追案の却下を求めた。パクさんも、「国民が選んだ大統領を世論誘導で引きずり下ろすのは意味がない」と反対意見を示した。
ソウル鍾路区(チョンロク)の憲法裁の前にも花輪がずらりと並び、弾劾賛否の対立が繰り広げられた。尹大統領を応援する花輪には、「尹錫悦大統領、頑張ってください」「外圧に屈することなく憲法で自由民主主義を守ってください」という文言が書かれていた。一方、謹弔花輪には、「尹錫悦を罷免してこそ大韓民国も正常営業」「罷免宣告で経済回復」などの言葉が書かれていた。
許桐準 hungry@donga.com