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退場させられた「検事政治」

Posted December. 17, 2024 08:57,   

Updated December. 17, 2024 08:57

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与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表が16日、党代表を辞任した。7月23日の全党大会で党代表に選出されてから146日目での辞任だ。4月10日の総選挙の敗北の責任で党の非常対策委員長を辞任したのに続き、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する弾劾訴追案可決の余波による政治の舞台からの2度目の辞退だ。党内では、「検事出身の大統領が弾劾され、検事出身の党代表が辞任し、『検事政治』が退場した」という指摘が出ている。

韓氏は同日、国会で記者会見を開き、「今回の非常戒厳事態で苦しんでいるすべての国民に心から申し訳なく思う」とし、「弾劾ではなく、この国のより良い道を探そうと努力したが、結局そうすることができなかった。すべて私の不徳の致すところだ」と述べた。そして「不正選挙陰謀論者、極端なユーチューバーに同調したり、彼らが商業的に生産する恐怖に浸食されたりすれば、保守の未来はないだろう」と強調した。

韓氏は、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表を念頭に、「戒厳が間違っているからといって、民主党と李氏の暴走、犯罪容疑が正当化されることは絶対にない。李氏の裁判のタイマーは止まることなく進んでいる。もうすぐだ」と述べた。会見を終えた後、国会を出て、ファンカフェ「ウィズフニ」の会員と会い、「あきらめない」とも述べた。親韓(親韓東勲)系議員は、「韓氏が早期大統領選挙に出馬するだろう」と話した。

「国民の力」内では、韓氏が尹大統領と対峙する「尹・韓対立」局面で存在感を高めたが、党内約20人の親韓系議員以外に勢力を拡大することができず、「検事出身の政治家初心者の限界を露呈した」と指摘されている。親韓系の核心議員は、「政治は対話と妥協が重要なのに、検事出身は聞きたくない話を聞こうとしない」と語った。ある2期議員は、「韓氏が他の人の話を聞くより独断的な面があるという限界があったのは事実だ。これを補完しなければならない」と指摘した。

韓氏の辞任で、「国民の力が再び『親尹党』になった」という声も出ている。与党関係者は、「尹大統領の弾劾にも親尹系を中心に重鎮議員グループ、大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクド)議員、法律家出身の議員などが結束し、党内の既得権を強化している」と話した。


崔惠? herstory@donga.com