尹大統領を防弾する「国民の力」の看板から「国民」を外せ
Posted December. 18, 2024 08:43,
Updated December. 18, 2024 08:43
尹大統領を防弾する「国民の力」の看板から「国民」を外せ.
December. 18, 2024 08:43.
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「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に抗弁する機会を一日でも多く与えなければならない」与党「国民の力」の慶尚南道(キョンサンナムド)地域のある1期議員が発した言葉だ。周囲に漏らした愚痴ではない。彼は、尹氏の弾劾訴追案の採決に先立って開かれた党議員総会の非公開討論で、「国民の力1号党員が戒厳を宣布したが、『狂った奴だ。早く弾劾しよう』と判断する人がいるのか」とし、「人間ならそうできないのが人情だ」と述べた。彼の発言は、「涙が韓半島を濡らす」という訴えで終わった。2日前、尹氏が「戒厳は司法審査の対象にならない統治行為」という詭弁を吐いたが、「国民の力」が尹氏の口になろうということだ。国会に銃を持った戒厳軍を送った大統領の前で、人情云々するのかと反論する議員はいなかった。その日の議員総会は、尹氏の弾劾反対の党論のための「大義名分づくり大会」だった。壇上に上がった慶尚道(キョンサンド)の重鎮議員は、「今、外で私たちに賛成圧力をかけている人たちは、一度も私たちに投票したことがない人たちだ。今後も我が党の候補に投票する可能性は全くない」と断言した。議会の前日に発表された韓国ギャラップの世論調査の結果、弾劾賛成回答が74%、反対回答が23%だった。同議員は、「20~30%は我が党を支持し、今後、彼らを土台に立ち上がらなければならない。20~30%を根幹として50%に拡大しなければならない」と述べた。「国民の力」は、何よりも弾劾に反対する一部の保守支持層の感情を優先する。禹在埈(ウ・ジェジュン)議員(大邱北甲)は、弾劾採決直前に「一人の法律家として法理的な判断では、非常戒厳事件が弾劾事由に該当する可能性がある」としながらも、「にもかかわらず、地域区の国会議員として地域の世論を集め、弾劾案にも反対票を行使する」と書いた。弾劾に反対した国民は眼中にないのだ。弾劾反対を党論とした「国民の力」は、反対に85票を投じた。少なくとも12人の与党議員が弾劾に賛成したが、与党では彼らを「裏切り者」として排除しようとする動きが続いた。お前らは出て行け。弾劾反対の85人だけで党を作ろうということだ。「国民の力」という党名は古くない。未来統合党は2020年9月、「すべての国民と共にする政党」として「国民の力」に党名を変更した。当時、金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長は、「国民から出る力、国民のために行使する力、国民を一つにまとめる力という3つの意味が込められている」と紹介した。党名を「国民の力」に変えた後、6番目の非対委が発足した。党の看板はそのままなのに、党代表だけが追い出される党代表「残酷史」も繰り返されている。「国民の力」が、国民のために、そして国民を一つにまとめるために力を発揮できなかったからだ。75%の弾劾賛成世論に逆行したのがその明白な証拠だ。看板から国民を外すか、そのままにしておくか、真剣に判断しなければならない時だ。尹氏の非常戒厳宣言と収拾の過程で見せた詭弁は、保守に対する信頼を崩壊させた。「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表は代表を辞任し、「不正選挙陰謀論者、極端なユーチューバーに同調すれば保守の未来はない」と断言した。「陰謀の力」「極端な力」と呼ばれたいのなら、解散するのが国民に有益だ。
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「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に抗弁する機会を一日でも多く与えなければならない」
与党「国民の力」の慶尚南道(キョンサンナムド)地域のある1期議員が発した言葉だ。周囲に漏らした愚痴ではない。彼は、尹氏の弾劾訴追案の採決に先立って開かれた党議員総会の非公開討論で、「国民の力1号党員が戒厳を宣布したが、『狂った奴だ。早く弾劾しよう』と判断する人がいるのか」とし、「人間ならそうできないのが人情だ」と述べた。彼の発言は、「涙が韓半島を濡らす」という訴えで終わった。2日前、尹氏が「戒厳は司法審査の対象にならない統治行為」という詭弁を吐いたが、「国民の力」が尹氏の口になろうということだ。国会に銃を持った戒厳軍を送った大統領の前で、人情云々するのかと反論する議員はいなかった。
その日の議員総会は、尹氏の弾劾反対の党論のための「大義名分づくり大会」だった。壇上に上がった慶尚道(キョンサンド)の重鎮議員は、「今、外で私たちに賛成圧力をかけている人たちは、一度も私たちに投票したことがない人たちだ。今後も我が党の候補に投票する可能性は全くない」と断言した。議会の前日に発表された韓国ギャラップの世論調査の結果、弾劾賛成回答が74%、反対回答が23%だった。同議員は、「20~30%は我が党を支持し、今後、彼らを土台に立ち上がらなければならない。20~30%を根幹として50%に拡大しなければならない」と述べた。
「国民の力」は、何よりも弾劾に反対する一部の保守支持層の感情を優先する。禹在埈(ウ・ジェジュン)議員(大邱北甲)は、弾劾採決直前に「一人の法律家として法理的な判断では、非常戒厳事件が弾劾事由に該当する可能性がある」としながらも、「にもかかわらず、地域区の国会議員として地域の世論を集め、弾劾案にも反対票を行使する」と書いた。弾劾に反対した国民は眼中にないのだ。
弾劾反対を党論とした「国民の力」は、反対に85票を投じた。少なくとも12人の与党議員が弾劾に賛成したが、与党では彼らを「裏切り者」として排除しようとする動きが続いた。お前らは出て行け。弾劾反対の85人だけで党を作ろうということだ。
「国民の力」という党名は古くない。未来統合党は2020年9月、「すべての国民と共にする政党」として「国民の力」に党名を変更した。当時、金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長は、「国民から出る力、国民のために行使する力、国民を一つにまとめる力という3つの意味が込められている」と紹介した。党名を「国民の力」に変えた後、6番目の非対委が発足した。党の看板はそのままなのに、党代表だけが追い出される党代表「残酷史」も繰り返されている。「国民の力」が、国民のために、そして国民を一つにまとめるために力を発揮できなかったからだ。75%の弾劾賛成世論に逆行したのがその明白な証拠だ。
看板から国民を外すか、そのままにしておくか、真剣に判断しなければならない時だ。尹氏の非常戒厳宣言と収拾の過程で見せた詭弁は、保守に対する信頼を崩壊させた。「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表は代表を辞任し、「不正選挙陰謀論者、極端なユーチューバーに同調すれば保守の未来はない」と断言した。「陰謀の力」「極端な力」と呼ばれたいのなら、解散するのが国民に有益だ。
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