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「選管職員を縛るケーブルタイと覆面を準備していた」 情報司令部将校が主張

「選管職員を縛るケーブルタイと覆面を準備していた」 情報司令部将校が主張

Posted December. 21, 2024 08:56,   

Updated December. 21, 2024 08:56

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「12・3非常戒厳」当時、国軍情報司令部要員が中央選挙管理委員会果川(クァチョン)庁舎を制圧するため、中央選管委職員に対してケーブルタイや覆面、マスクなどを使って武力統制した後、特定の場所に監禁しようとしたことが明らかになった。ムン・サンホ情報司令官、ノ・サンウォル元情報司令官らと非常戒厳を事前に謀議した疑いを受ける情報司令部所属のチョン大領(大佐)は20日、自身の法律諮問を務めるキム・ギョンホ弁護士を通じてこのような事実を暴露し、国民に謝罪した。

キム氏は同日、チョン大領が提示した陳述書を基に作成した法律意見書で、「チョン大領が、ムン司令官とノ元司令官、キム大領と共に、戒厳後に選管委に出勤する職員をケーブルタイやマスク、覆面など強制的な手段を使って会議室など指定された場所に移動させる方法など、具体的な行動計画を協議・準備したと陳述した」と伝えた。また、「戒厳宣布や非常事態が実質化される場合、(金龍顕前国防部)長官の指示による強制的な任務遂行を既成事実とした話があった」と述べた。キム氏は、チョン大領の行為を「内乱実行準備段階」と規定し、「暴動実行のための事前準備と見ることができる」と述べた。

これに先立ち、最大野党「共に民主党」の金炳周(キム・ビョンジュ)最高委員は19日、非常戒厳当日、情報司令部傘下の北派工作員部隊(HID)の任務がケーブルタイで中央選管委の中心的実務者30人の手・足首を縛り、覆面を被せてB-1バンカーに拉致することだったと具体的な情報提供を受けたと主張した。

チョン大領の暴露は、元・現職の情報司令官主導で憲法機関である中央選管委を暴力的手段を動員して制圧しようとしたことを当事者が具体的に確認したものであり、波紋が予想される。チョン大領は、非常戒厳宣布の2日前の1日、ノ元司令官らと共に京畿道安山(キョンギド・アンサン)にあるロッテリアの店舗で戒厳計画を議論した「4人組」の1人だ。


尹相虎 ysh1005@donga.com