食べ物の物価が高止まりしており、来年も食料品や外食物価の上昇が続く恐れがあるという懸念が高まっている。主要食料品の価格が大幅に値上がりした上、ウォン安ドル高まで重なり、値上げのドミノを招きかねないという。
22日、農林畜産食品部によると、国連食糧農業機関(FAO)が発表する世界食糧価格指数は先月127.5を記録し、19ヵ月ぶりの最高値を記録した。この指数は24の食料品目の価格動向を調査し、2014~2016年の平均価格を100として比較し数値を示す。
このように、世界的に食料価格が上昇している中、ウォン相場まで1ドル=1450ウォンを超え、韓国国内食品価格の上昇圧力はさらに高まっている。大半の食料品を輸入している状況で、ウォン安ドル高が続けば、企業の収益性を悪化させ、値上げにつながるからだ。韓国農村経済研究院は最近、国会に提出した資料で、「ウォン安ドル高による輸入材料価格の上昇は、生産コストの増加につながり、加工食品と外食物価の上昇につながる可能性が高い」と明らかにした。
実際、食品業界は、すでに値上げに乗り出している。異常気象でココア価格が年明けより180%以上上昇している中、オリオンは今月からチョコソンイなど13製品の価格を平均10.6%引き上げた。ヘテ製菓も、ホームランボールなどチョコレート含有量の高い10製品の価格を平均8.6%引き上げた。
金道炯 dodo@donga.com