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ミョン・テギュン氏の「黄金フォン」の録音で明らかになった尹大統領の公認介入と嘘

ミョン・テギュン氏の「黄金フォン」の録音で明らかになった尹大統領の公認介入と嘘

Posted December. 25, 2024 08:44,   

Updated December. 25, 2024 08:44

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政治ブローカーのミョン・テギュン氏の「黄金フォン」のフォレンジックを通じて、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫妻の公認介入疑惑が明らかになりつつある。この携帯電話には、2022年5月、尹氏がミョン氏に金映宣(キム・ヨンソン)前議員の公認に関して「尹相現(ユン・サンヒョン)にもう一度話す。公管委員長(公認管理委員長)だから」と話した内容が含まれているという。通話が終わって40数分後、妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏がミョン氏に電話をかけ、「当選者が今電話をした」「うまくいくでしょう」と言った録音も検察が確保したという。

これに先立ち、尹氏がミョン氏に「公管委から持ってきたので、金映宣をやってくれと言った」という録音が公開されると、尹氏は先月の記者会見で、「誰かを公認してくれという話はしたことがない」と反論した。しかし、新たに確認された通話内容を通じて、尹氏が国会議員の再・補欠選挙の公管委員長だった尹議員に電話をかけて金映宣氏の公認を求め、金建希氏もこれを知っていたことが明らかになったのだ。

尹氏は「私は当時、(再・補欠)公管委員長が(地方選挙の公管委員長だった)鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長だと思っていた」と話したが、これも嘘だった。就任準備で忙しくて再・補欠選挙に関心がなかったという主張だったが、公然と国民をだましたことになる。尹氏は、「ミョン氏に世論調査を頼んだことはない」と言ったが、検察はミョン氏が大統領夫妻に未公表の世論調査報告書を4回以上伝えたメッセンジャーの記録を確保したという。これは、「ミョン氏が尹氏のために大統領選挙の世論調査を行い、金映宣氏の公認をもらった」という疑惑を裏付ける証拠となる可能性がある。

ミョン氏が19年9月から昨年11月まで使用した「黄金フォン」は、現在10%程度しかフォレンジックが行われていない。大統領選挙や地方選挙、再・補選などが行われた期間だ。ミョン氏は、大統領選挙期間中、尹氏と毎日電話で話し、「内容が公開されれば、国がひっくり返るだろう」と話した。今後、またどんな衝撃的な録音が飛び出すか分からない。