Go to contents

斗山が外国人選手を全員交代、キウムは野手2人の冒険

斗山が外国人選手を全員交代、キウムは野手2人の冒険

Posted December. 26, 2024 08:55,   

Updated December. 26, 2024 08:55

한국어

韓国プロ野球で外国人選手は宝くじに例えられることがある。大当たりする可能性もあるが、負傷や適応失敗で期待以下に止まる場合も少なくない。多くの球団が検証された選手を好む理由もこのためだ。プロ野球10球団がチーム当たり3人ずつ計30人の外国人選手と契約を事実上終えた中で、このうち半数以上の17人が韓国舞台でプレーしたことのある経験者たちだ。

今季打点王のオースティン・ディーン(LG)、首位打者のギジェルモ・エレディア(SSG)、本塁打王のマット・デビッドソン(NC)などが代表的だ。投手ではKIAのエースとして活躍し、韓国シリーズ優勝をけん引したジェームズ・ネイリー、ロッテの左腕先発投手チャーリー・バーンズらが再契約に成功した。

KTは2019年に入団した右腕投手ウィリアム・クエバスと7年連続でプレーすることいなった。外野手のメル・ロハス・ジュニアとも再契約したKTは、キウムから自由契約選手(FA)になった投手エンマヌエル・デ・ヘイススを獲得し、3人の外国人選手を全て韓国プロ野球経験者で埋めた。今年の韓国シリーズで準優勝した三星(サムスン)も、アリエル・フラード、デニー・レイエス、ルーウィン・ディアスの3人とも韓国野球経歴の選手だ。

斗山(トゥサン)は違う選択をした。外国人選手を全員新顔に交代した。3人全員と新人外国人選手の年俸上限額である100万ドル(約14億6000万ウォン)ずつで契約し、計300万ドルを投資した。3人の中で最も期待を集めているのは左腕のコール・アービンだ。2019年、米大リーグのフィラデルフィア・フィリーズでメジャーデビューしたアービンは、オークランド・アスレチックス、ボルチモア・オリオールズ、ミネソタ・ツインズを経て、6シーズン間134試合(93試合先発)に登板し、28勝40敗、防御率4.54を記録した。今季はボルチモアとミネソタでプレーし、29試合に出場して6勝6敗、防御率5.11を記録した。斗山はやはり左腕投手のジャック・ローグがアービンと一緒にワンツーパンチで出場する。ローグも2022年から今年まで3シーズンの間、米大りーグでプレーした経験がある。新しい外国人野手のジェイク・ケイブは今年、コロラド・ロッキーズで123試合に出場して打率.251、7本塁打、37打点を記録した現役メジャーリーガー出身だ。

今年、斗山は外国人投手の不振で頭を悩ませなければならなかった。ブランドンとアルカンタラが負傷でそれぞれの役割を果たせず、代替外国人選手として獲得した白川恵翔、バラゾビックも期待に及ばなかった。外国人投手4人が挙げた勝利数が合わせて15勝に過ぎなかった。外国人投手が振らわない中、斗山はKTとのワイルドカード決定戦で敗れ、あっけなくポストシーズンを終えた。ホ・ギョンミンがKTに移籍し、キム・ジェホも引退した斗山としては新しい選手たちの活躍に期待をかけている。

キウムは10チームの中で唯一、外国人野手2人と投手1人で来シーズンを迎える。韓国プロ野球の外国人選手クォーターが3人に決まった2015年以来初めてのことだ。今年、チーム打率(.264)、本塁打(104本)、得点(672点)などでいずれもリーグ最下位に止まったチームの事情を考慮した選択だ。ポスティングシステムを通じて大リーグ進出に挑戦しているキム・ヘソンの空白も影響を与えた。大リーグ出身で2022年キウムで活躍した強打者のヤシエル・プイグと昨年三星の代替外国人打者として韓国舞台にデビューしたが、負傷で7試合ぶりにチームを離れたルーベン・カーディネス(三星時代の登録名はカデナス)がキウムの二つの外野ポジションを埋める。

KIAのアダム・オーラー、LGのジョニー・チリノス、SSGのミッチ・ホワイトらは今季まで大リーグでプレーした投手だ。エリック・フェディ(セントルイス・カージナルス)、メリル・ケリー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)のように、韓国での活躍を土台に大リーグ復帰に成功する選手が増え、KBOリーグを選択する大リーグ出身が以前に比べて増えた。


李憲宰 uni@donga.com