Go to contents

Posted December. 28, 2024 08:44,   

Updated December. 28, 2024 08:44

한국어

冬は、私たちの本能が暖かさに気づく。「この服よりあの服が暖かい。ここより向こうのほうが暖かい。あの人は暖かい。そのそばにいたい」。誰にも頼まれていないのに、このように心は暖かいところに向かう。季節が冬で、時代まで冬である時は言うまでもない。私たちの体と心が寒い時、暖かさは大きな価値になる。

冬の窓から差し込む小さくて大切な日差しを愛するなら、それを詩で読みたいなら、詩人のシン・ミナさんの詩を読めば良い。「私は優しい人で、気さくな人です」。このような言葉が大きく書かれたわけでもないのに、私たちはすぐ分かる。詩人は、ウェブトゥーンで詩を描く作業もしたが、絵柄まで丸くてかわいい。冬にはこんな人、こんな詩のそばに寄り添いたい。

インフルエンザにかかって死んだように横になって、この詩を考えた。病気がひどければ、体は苦しくなり、心は安らかになる。「このように静まり返って、消えても悪くない」と思うが、詩の端っこをつかんで起き上がる。ご飯を作らないと。ご飯を作って食べないと。ご飯を作って食べさせないと。ある優しい人がいて、病んで起き上がったというから、私も起きなきゃ。このように、優しさは人を救う。