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合同焼香所に追悼の行列、近隣の住民や会社員らが涙

合同焼香所に追悼の行列、近隣の住民や会社員らが涙

Posted January. 01, 2025 08:19,   

Updated January. 01, 2025 08:19

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全国各地に設置された務安(ムアン)空港で起きた済州(チェジュ)航空旅客機事故の合同焼香所には、2日目も多くの人が追悼に訪れた。遺族を支援するため、ボランティアも焼香所にかけつけた。

事故発生から3日が経った31日、全羅南道(チョルラナムド)の務安スポーツパークに設置された合同焼香所は、午前7時半から多くの人が訪れた。焼香所の運営時間は午前9時からだが、その前から多くの人が列を作った。全羅北道井邑(チョルラプクト・チョンウプ)から車で1時間かけて来たというミン・ジュンウォンさん(38)は、「(位牌を見ると)同じ名前の人がいた」とし、「年末なので家族で海外に遊びに行った人もいただろう。こんなことが起きてとても残念だ」と話した。木浦(モクポ)から3歳の娘、妻と一緒に来たキム・ウンヨンさん(48)は、「会社を休んで来た。幼い犠牲者もいて胸が痛い」と話した。

事故を直接目撃したという人もいた。務安国際空港がある望雲面(マンウンミョン)に住むソン・ナムスさん(65)は、「事故後、犠牲者の遺体を直接目で見た。言葉では言い表せないほど悲惨だった」とし、「忘れることができず、追悼に来た」と話した。

務安国際空港の合同焼香所の前には、国内だけでなく海外から寄せられた追悼の花が並んでいた。米国やカナダ、中国などから来たものだった。

ソウル市中区のソウル市庁の正門前に設けられた「済州航空旅客機事故犠牲者合同焼香所」にも市民の追悼の列が続いた。弔花の間には「済州航空旅客機事故犠牲者神位」と書かれた位牌が置かれた。市民たちは、菊の花を一本ずつ置いて黙祷した。

近隣の会社員も昼休みを利用して焼香所を訪れた。列に並んで涙を流す人や、「とても残念だ」と言葉を発する人もいた。焼香所を訪れたイさん(18)は、「大学入学を控えていたという犠牲者の話を聞いて、同い年だと思い、胸が痛んだ」とし、「年末なので、家族や友人と一緒だった人が多かったはず。とても悲しい」と話した。

多くのボランティアも焼香所を訪れた。務安スポーツパークでボランティア活動をしているパク・チャンシムさん(67)は、「29日の事故から3日続けてボランティア活動をしている」と話した。パクさんは、「(遺族が)わが子、兄弟のような気持ちで、仕事そっちのけで焼香所に来た。1週間ずっとここに滞在してボランティア活動をするつもりだ」と話した。

全国市道別合同焼香所は、昨年12月30日に全羅南道務安、光州(クァンジュ)、大田(テジョン)、世宗(セジョン)、31日には、釜山(プサン)、仁川(インチョン)、蔚山(ウルサン)など計10ヵ所に設置された。市・郡・区別の合同焼香所は計68ヵ所だ。一部は1月4日まで設置される予定だ。


務安=イ・スヨン記者、イ・チェワン記者 lotus@donga.com