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中国、「戦闘ロボット1万台同時接続」無人軍隊を育成

中国、「戦闘ロボット1万台同時接続」無人軍隊を育成

Posted January. 01, 2025 08:20,   

Updated January. 01, 2025 08:20

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中国が、戦闘現場で無人機(ドローン)やロボットなど数万台の電子機器と途切れることなく通信できる軍事用第5世代(5G)通信基地局を世界で初めて開発したと、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストが31日付けで報じた。

同紙によると、この技術は最近、中国学術誌を通じて発表され、中国移動通信集団公司(チャイナモバイル)と人民解放軍が共同開発した。研究チームは、「新しい基地局を利用すれば、半径3キロ以内で少なくとも1万台の機器が速く安全な方法でデータを送受信できる」と明らかにした。実験の結果、時速80キロで走る車両で毎秒10ギガバイト(GB)の情報を処理し、遅延時間は15ミリ秒(1千分の1秒)未満で維持できるということだ。

軍用5Gは、地上に基地局がなかったり、衛星信号が届かない場所でも作動しなければならない。また、軍用通信車両には、建物や木にぶつからないように3メートル以上のアンテナを使用できないという制約がある。研究チームは、このような困難を克服するために、車両に空中基地局の役割をするドローン3、4台を搭載した。空に舞い上がったドローンは、バッテリーがなくなると自動的に車両の屋根に着陸して充電し、次のドローンが飛んで空中基地局の任務を交代する。

軍用5Gの開発は、戦場での兵士間の通信が円滑になる効果だけでなく、ドローン、ロボット犬などを利用した未来の戦争の土台になるとみられている。既存の軍用通信技術では、数千台のロボットが交わす膨大なデータを処理することができなかった。同紙は、「中国は地球上で最大の無人軍隊を作っており、今後、スマート戦争兵器を大量に使用できる道が開かれた」と伝えた。


金喆仲 tnf@donga.com