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リディア・コ、ニュージーランドの最高栄誉勲章「ディム」を最年少で受章

リディア・コ、ニュージーランドの最高栄誉勲章「ディム」を最年少で受章

Posted January. 01, 2025 08:39,   

Updated January. 01, 2025 08:39

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2024年パリ五輪の女子ゴルフで金メダルを獲得するなど最高の一年を送った韓国系ニュージーランド人のリディア・コ(27、写真)がニュージーランの大英勲章「ディム」を受章した。歴代最年少での受賞だ。

AP通信は31日、「リディア・コがゴルフへの功労でニュージーランドで最高の栄誉の一つとされる大英勲章『ディム』を受章した。この勲章は女性ナイトの爵位にあたり、27歳のコはこの勲章を受けた最年少のニュージーランド人になった」と配信した。これまで29歳で同勲章を受けたソフィー・パスコ(水泳)とナオミ・ジェームズ(ヨット)がニュージーランド国籍の最年少受章だった。ニュージーランド以外の国籍では、英ヨット選手のエレン・マッカーサーが28歳の時に受章した。リディア・コは、「子供の頃から勲章をもらえるとは思っていなかった。こんな栄誉は誰にも訪れるものではないので意味が大きい」と話した。

リディア・コは2024年に目覚しい活躍を見せた。8月のパリ五輪女子ゴルフで金メダルを獲得し、米女子ツアー(LPGA)の殿堂入りを果たした。20試合に出場して3勝を挙げ、LPGAツアー通算22勝を記録した。今年1月のLPGAツアー開幕戦のヒルトン・グランド・ベケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズで優勝し、8月の今季最後のメジャー戦だったAIG女子オープンでも優勝トロフィーを掲げた。9月にはクローガー・クィーンシティ選手権で頂点に立った。LPGAツアーの5大メジャー戦のうち、エビアン選手権(2015年)、ANAインスピレーション(2016年・現シェブロン選手権)、AIG女子オープンで優勝したリディア・コは、全米女子オープンとKPMG全米女子プロゴルフ選手権のうち1試合で優勝すれば、キャリアグランドスラム(4つ以上のメジャー戦制覇)を達成することになる。

幼い頃から「ゴルフ天才」と呼ばれたリディア・コは、各種の最年少記録も保持している。2012年ニューサウスウェールズ女子オープンで史上最年少(14歳)でのプロ大会優勝記録を打ち立てた。同年、LPGAツアー大会で最年少優勝し、2015年には歴代最年少世界ランキング1位とメジャー戦優勝を果たした。リディア・コは同日、米国スポーツ専門メディアESPNが発表した「2024年ゴルフ界で最も大きな影響力を発揮した人物25人」で10位に名を連ねた。女子ゴルフ世界1位のネリー・コルダ(5位・米国)に次いで女子選手では2番目に高い順位だ。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com