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ゼレンスキー大統領「北朝鮮とロシア軍、クルスクで2日間で1個大隊が全滅」

ゼレンスキー大統領「北朝鮮とロシア軍、クルスクで2日間で1個大隊が全滅」

Posted January. 06, 2025 08:41,   

Updated January. 06, 2025 08:41

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ロシア南西部のクルスク地域に派遣された北朝鮮軍に、わずか2日間で数百人と推定される1個大隊が全滅する被害が出たと、ウクライナのゼレンスキー大統領が主張した。

4日、ウクライナメディアのRBCウクライナなどによると、ゼレンスキー氏は同日夜、定例ビデオ演説で、「今日と昨日(3、4日)、クルスク州マスノフカ付近での戦闘で、ロシア軍は北朝鮮軍の歩兵とロシアのパラシュート部隊で構成された最大1個大隊を失った」と明らかにした。だが、ゼレンスキー氏は具体的な人的被害状況については説明しなかった。ロイター通信は、1個大隊は一般的に数百人単位を意味すると伝えた。

昨年10月からロシアに派遣された北朝鮮軍は、クルスク地域に約1万1千人配置されたと伝えられている。最近、ウクライナでは、北朝鮮軍が壊れた手榴弾など旧式の装備を使用し、無人機(ドローン)攻撃など現代戦の経験が不十分で、死傷者が多数発生しているという軍当局の発表と報道が続いている。ウクライナ第8特殊作戦連隊のミハイロ・マカルク作戦下士官は昨年12月27日、米国の自由アジア放送(RFA)に「北朝鮮兵士が使用するライフルはほとんど古いカラシニコフライフル(AK-27)であり、彼らが使用したナイフは小さな短剣レベルだ」と話した。ゼレンスキー氏も昨年12月23日、北朝鮮軍の死傷者が3千人を超えたと主張した。

このような中、ウクライナ軍とロシア軍の兵士2人が激しい白兵戦を繰り広げる映像がオンラインで話題になっている。4日、REN TVなどロシアメディアによると、テレグラムを中心にソーシャルメディアでは最近、ロシアとウクライナの兵士がウクライナ東部のドネツクのある村で戦闘を繰り広げる映像が流れた。ウクライナ軍のヘルメットに装着されたカメラで撮影されたと思われる映像で、2人の兵士は建物を挟んで銃撃戦を繰り広げた。両者の距離が近づくと、ウクライナ兵士がロシア兵士のライフルの銃口を手でつかみ、ロシア軍は短剣で攻撃した。この過程で重傷を負って倒れたウクライナ兵士がロシア兵士に「あなたは世界最高の戦士だ。静かに息を引き取りたいので、戦いをやめよう」と懇願した。また、この兵士は「お母さん、さようなら」という言葉を残し、手榴弾を爆発させて命を絶ったという。


趙은아 achim@donga.com