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トランプ氏、当選後に大手企業が相次いで寄付 早くも2億ドル集まる

トランプ氏、当選後に大手企業が相次いで寄付 早くも2億ドル集まる

Posted January. 06, 2025 08:41,   

Updated January. 06, 2025 08:41

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トランプ次期米大統領が昨年11月の大統領選勝利後、テック企業を中心に2億ドル(約2944億ウォン)以上の寄付が集まったと、米紙ニューヨーク・タイムズが4日付けで報じた。このうち、就任式実行委員会が集めた金額は少なくとも1億5千万ドルで、2017年の就任式当時に集めた1億700万ドルをすでに上回った。企業がトランプ氏の就任前に歓心を買うために力を注いでいるとみられている。

トランプ氏の募金活動に詳しい4人の消息筋は同紙に、「トランプ氏の就任式、政治活動、大統領図書館運営などに使われる資金が2億ドル以上集まった」と伝えた。寄付にはテック業界が特に積極的であることが分かった。「チャットGPT」開発会社のオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)、フェイスブックやインスタグラムの親会社であるメタはすでに昨年12月、それぞれ100万ドル(約14億7千万ウォン)を寄付すると明らかにした。

米ネットメディア「アクシオス」によると、アップルのティム・クックCEOも100万ドルを寄付する予定だ。米配車大手ウーバー・テクノロジーズも100万ドルを寄付した。暗号資産を発行する米リップル社は、自社の暗号資産で500万ドルを寄付した。米紙ワシントン・ポストの社主でアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏も100万ドルを寄付した。日本のトヨタ自動車、米フォード自動車などもすでに100万ドルを寄付している。ニューヨーク・タイムズによると、韓国の現代(ヒョンデ)自動車やSKグループなどを代理するロビー企業のチャートウェル・ストラテジーもすでに300万ドル以上を寄付したという。

トランプ氏側に寄付金が殺到すると、批判の声も出ている。AP通信によると、ワシントン・ポストの風刺漫画家のアン・テルナス氏は最近、ベゾス氏ら企業のCEOがトランプ氏の前で頭を下げて金の入った封筒を渡す漫画を描いたが、掲載が拒否されたと主張した。同紙側は「すでに同じテーマのコラムが掲載されており、重複を避けるために掲載しなかった」と説明した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com