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北朝鮮、トランプ氏の大統領就任を2週後に控えて中距離弾道ミサイル挑発

北朝鮮、トランプ氏の大統領就任を2週後に控えて中距離弾道ミサイル挑発

Posted January. 07, 2025 08:32,   

Updated January. 07, 2025 08:32

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北朝鮮が6日、中距離弾道ミサイル(IRBM)を東海(トンヘ、日本海)に向けて発射した。新年に入って初めてで、昨年11月の超大型ロケット砲(KN-25)発射以来、約2ヵ月ぶりのミサイル挑発を再開したものだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾以後初めて韓米外相会談が開かれる中で強行した挑発であり、米国のトランプ次期政権の発足を控えて存在感をアピールしたものと受け止められる。韓米当局は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の追加挑発の兆候もつかみ、関連の動きを注視している。

韓国軍によると、6日昼12時頃、平壌(ピョンヤン)一帯でIRBM級ミサイル1基が発射された。輸送起立発射機(TEL)から発射されたミサイルは、約1100キロを飛行した後、咸鏡北道吉州郡(ハムギョンプクト・キルジュグン)沖のアルソム上空を越えて東海上に落下した。最高高度は約100キロと把握された。

軍は昨年4月に金正恩(キム・ジョンウン)総書記の参観の下で発射した新型極超音速IRBM(火星砲-16ナ型)を発射した可能性が高いものとみている。軍関係者は「金総書記が参観した中で火星砲-16ラ型改良型を撃った可能性もある」と話した。韓米当局は、平壌(ピョンヤン)一帯でさらに大規模なTELの移動状況も把握したという。軍筋は「ICBMを追加で発射する可能性にも備えている」と話した。

ブリンケン米国務長官は同日、韓米外相会談後の共同記者会見で「モスクワ(ロシア)が北朝鮮に先端の宇宙および衛星技術を共有する狙いがあるという、信頼できる情報がある」と明らかにした。北朝鮮の大規模派兵と兵器支援の見返りに、ロシアが北朝鮮に先端技術を提供しようとする動きを米国の外交トップが公式に確認したものだ。さらにブリンケン長官は、「プーチン(ロシア大統領)は数十年間の政策を覆し、北朝鮮の核を容認する可能性に近づいた」とも述べた。


尹相虎 ysh1005@donga.com