2001年生まれの乙巳(きのとみ)サッカースター、李康仁(イ・ガンイン、24、パリ・サンジェルマン=PSG)が乙巳年の最初の大会で国内ファンに優勝の知らせを伝えた。李康仁はPSGのユニホームを着て、4つ目の優勝トロフィーを掲げた。
PSGは6日、カタール・ドーハで開かれたASモナコとの「トロフェ・デ・シャンピオン」でウスマン・デンベレが後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決め、1-0で勝った。PSGは3連覇を達成し、大会最多優勝記録を「13」に伸ばした。同大会は直前シーズンのフランスのリーグ・アンとクープ・ドゥ・フランス(フランスカップ)優勝チームが一発勝負で王者を決める大会で、「フランス・スーパーカップ」とも呼ばれる。昨シーズン、PSGがリーグ・アンとクープ・ドゥ・フランスを席巻し、リーグ・アン2位のASモナコが出場資格を得た。
右サイドMFとして先発出場した李康仁は、後半戦に交代するまで67分をプレーした。サッカーデータ専門サイト「SofaScore」によると、李康仁はキーパス(シュートで繋がったパス)を4回出し、パス成功率83%を記録した。李康仁は得点には絡めなかったが、豊富な運動量でチームの攻撃展開をサポートした。
李康仁は2023年7月のPSG加入後、4度優勝を味わった。李康仁はPSGでの初シーズンだった2023~2024シーズンに36試合で5ゴール(5アシスト)を記録し、チームの3冠達成に貢献した。李康仁は昨年1月、トロフェ・デ・シャンピオン(2-0、PSG勝利)で初優勝を経験した。当時、李康仁はトゥールーズを相手に前半3分、先制決勝ゴールを決め、試合最優秀選手(MVP)に選ばれた。その後、リーグ・アンとクープ・ドゥ・フランスでもチーム優勝を共にした。
李康仁は今季24試合で6ゴール(2アシスト)を決め、昨季の得点記録を上回った。ルイス・エンリケPSG監督は今年、トロフェ・デ・シャンピオンを控えて開かれた記者会見で「マルチプレーヤーの李康仁は発展する可能性が高い選手だ」と話した。今季も多冠王を狙うPSGは6日現在、リーグ・アン首位を走っている。クープ・ドゥ・フランスではラウンド32に進出している。
李康仁は今年、韓国代表でも攻撃の核心的な役割を果たさなければならない。李康仁は昨年、洪明甫(ホン・ミョンボ)監督の赴任後に行われた2026年北中米ワールドカップ・アジア3次予選6試合全てに先発出場した。B組1位を走っている韓国は、3月20日に行われるオマーンとのホーム試合で、3次予選を行う。李康仁は「洪明甫号」のサイドで攻撃を主導したが、3次予選ではまだゴールがない。李康仁は2次予選では3ゴール(4試合)を決めた。
鄭允喆 trigger@donga.com