プロ野球自由契約選手(FA)の徐建昌(ソ・ゴンチャン、36、写真)が古巣KIAと契約した。KIAは9日、「内野手の徐建昌と1+1年総額5億ウォンでFA契約を結んだ」と発表した。 契約金1億ウォンに最大2年間の年俸総額は2億4000万ウォン、オプション1億6000万ウォンだ。2026年度の契約は、今年オプションを満たせば自動的に延長される。
2008年、「申告選手」(今は育成選手に改名)としてLGに入団した徐建昌は、ネクセン(現キウム)時代の2014年、韓国プロ野球初の200安打(201本)を越え最優秀選手(MVP)を受賞した。徐建昌の1シーズン最多安打記録は、10年ぶりの昨年、ロッテ・レイエス(202本)によって破られた。
2020~2024シーズンを控えて、当時所属チームのLGに放出を求め、出身地チームであるKIAユニホームを着た徐建昌は94試合に出場して打率.310(203打数63安打)、1本塁打、26打点、40得点を記録した。韓国シリーズのエントリーにも名を連ね、チームの統合優勝に貢献した。徐建昌は契約後、「もう一度古巣でプレーできるようになって嬉しい。古参として責任感も感じている。若い選手たちと力を合わせて今シーズンも光州で優勝トロフィーを持ち上げられるよう頑張りたい」と感想を語った。球団側は「現場で今シーズンにも幅広く活用する計画を示し、FA契約を締結した」と説明した。
ハンファは8日、内野手の河周錫(ハ・ジュソク、31)と1年総額1億1000万ウォン(年俸9000万ウォン、オプション2000万ウォン)でFA契約を結び、チームに残留させた。河周錫は契約後、ソーシャルメディアに「ファンの皆さん、いつも申し訳ありません。そしてありがとうございます」という文言が手にもった写真を投稿した。
徐建昌と河周錫が契約を終え、今年のFA市場には昨シーズンNCでプレーした投手の李庸燦(イ・ヨンチャン、36)と外野手の金星旭(キム・ソンウク、32)、キウム投手の文聖現(ムン・ソンヒョン、34)の3人だけが残ることになった。
姜泓求 windup@donga.com