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昨年のソウルの大気質、観測以来最も良かった

昨年のソウルの大気質、観測以来最も良かった

Posted January. 10, 2025 09:13,   

Updated January. 10, 2025 09:13

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昨年、ソウル地域の微小粒子状物質の濃度が2008年の観測以来、最も低かったことが分かった。

9日、ソウル市によると、昨年の微小粒子状物質(PM2.5)の年平均濃度は㎥当たり17.6μg(マイクログラム・100万分の1g)で、2008年(1㎥当たり26μg)比約32%減少した。微小粒子状物質が「良い」日は176日で、2008年(86日)比2倍以上に増えた。「悪い」段階を越えた日数も24日で、3分の1ほど減った。

ソウル市は中国発粒子状物質が減り気象条件が良かったうえに、粒子状物質を低減しようとするソウル市次元の努力があったためだと分析した。市は呉世勲(オ・セフン)市長の初任期時の2007年「澄んだソウル2010」発表以後、2014年市内バスの「脱軽油化」を成し遂げ、2022年にはシーズン2である「より澄んだソウル2030」を発表した。微小粒子状物質の濃度を海外先進国水準の㎥当たり13μgまで下げるのが目標だ。

中国東北部地域の大気の質が良くなったことも一役買った。昨年の東風の流入日は175日で、ここ3年間の平均161日より約9%増加した。ソウルの大気の質に大きな影響を与える中国東北部地域の昨年の微小粒子状物質の年平均濃度も㎥当たり36μgで、最近5年間の40μgに比べて10%減少した。

ソウル市は2050年までにすべての内燃機関車の運行制限を目標に老朽化した車の運行制限を段階的に拡大するなど、今後自動車、家庭や事業所、工事現場など発生源別の大気の質改善対策を持続的に推進する計画だ。


チョン・ヘジン記者 sunrise@donga.com