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国情院「北朝鮮、ロシア派遣兵に捕虜になる前に自爆を強要」

国情院「北朝鮮、ロシア派遣兵に捕虜になる前に自爆を強要」

Posted January. 14, 2025 08:39,   

Updated January. 14, 2025 08:39

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北朝鮮当局がロシアを支援するために派遣した北朝鮮兵に、捕虜になる前に自爆・自決を強要したことが分かったと、国家情報院(国情院)が13日、国会情報委員会に報告した。

国情院は同日、国会情報委員会全体会議で、戦死した北朝鮮兵が所持していたメモにこのような内容が記載されていたと報告したと、情報委の与野党幹事である与党「国民の力」の李成権(イ・ソングォン)議員、最大野党「共に民主党」の朴善源(パク・ソンウォン)議員が伝えた。この指示に基づき、実際に北朝鮮兵士1人は、ウクライナ軍に捕らえられる状況になり、「金正恩(キム・ジョンウン)将軍」と叫びながら手榴弾で自爆しようとして射殺されたことが分かった。

国情院は、ウクライナ当局に捕えられた北朝鮮兵捕虜2人が、派遣された偵察総局所属の戦闘員2500人に含まれていたことが確認されたと報告した。彼らは、北朝鮮当局から派遣給与の約束はなく「英雄として優遇する」という通知を受けたと話したという。

情報当局は、ウクライナ軍の捕虜となった北朝鮮兵2人について、本人が韓国行きを希望すれば、韓国が身元を確保する方法をウクライナと協議する方針だ。李氏は、「その捕虜が韓国に行くと表明したことはない」としながらも、「国情院は(北朝鮮軍の)帰還要請があれば、ロシア・ウクライナと協議を積極的に行うという立場を取っている」と述べた。ゼレンスキー大統領は12日(現地時間)、X(旧ツイッター)にハングルで「金正恩総書記がロシアに拘束されているウクライナ戦争の捕虜と北朝鮮兵士の交換を推進できる場合のみ、北朝鮮兵を引き渡す準備ができている」と明らかにした。

国情院は、ロシアに派遣された北朝鮮兵のうち現時点までに死亡約300人、負傷約2700人など約3千人の死傷者が発生したと把握した。


金埈馹 jikim@donga.com