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尹大統領側「戒厳布告令、前国防部長官が国会解散権があった時の例文を誤って書き写した」

尹大統領側「戒厳布告令、前国防部長官が国会解散権があった時の例文を誤って書き写した」

Posted January. 16, 2025 08:42,   

Updated January. 16, 2025 08:42

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領側が、昨年12月3日の「非常戒厳」宣布直後に朴安洙(パク・アンス)戒厳司令官(陸軍参謀総長)名義で発表された戒厳布告令1号について、「金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官が過去の例文を誤って書き写したもの」と説明した。尹大統領側は、「布告令の表現が未熟だった」と認めた。

15日、法曹界によると、尹大統領側の弾劾審判代理人団は14日、憲法裁判所に提出した約60ページの第2回答弁書でこのように明らかにした。

尹大統領側は布告令について、「大統領に国会解散権があった当時の例文を金氏がそのまま書き写したもの」とし、「すべての手続きを平和的に迅速に進め、国会解散決議時に終了しようとしたが、文言の誤りを(尹大統領の)不注意で見落とした」と説明した。内乱罪の構成要件である「国憲紊乱目的」はなかったという趣旨だ。また、答弁書には「戒厳布告令の表現が未熟だった」という内容も含まれていることが分かった。

尹大統領側は布告令について、「実際に国会や地方議会の活動を全般的に禁止したのではなく、戒厳が維持されている間、反国家的な活動を阻止しようとした。国会や選挙管理委員会への正常な立ち入りを阻止しようとする内容はない」とし、「実際に阻止しなかった」と主張した。

検察の捜査結果、布告令は金氏が作成し、尹大統領が直接修正を加えたことが分かった。金氏が作成した草案を見た尹大統領が「夜間通行禁止」の文言を削除するなどの補完を指示し、金氏が持ってきた修正案を尹大統領が承認したという。

尹大統領側は、非常戒厳当時、戒厳軍が国会本庁のガラス窓を割って内部に進入したことについては、「興奮した群衆を防ぐため」という趣旨の主張をした。


ソン・ジュンヨン記者 チェ・ミソン記者 hand@donga.com