Go to contents

裁判所乱入の2人を追加逮捕、全光勲牧師の介入有無を調査

裁判所乱入の2人を追加逮捕、全光勲牧師の介入有無を調査

Posted January. 31, 2025 09:02,   

Updated January. 31, 2025 09:02

한국어

ソウル西部地裁暴力乱入事態に加わった被疑者2人が、旧正月連休期間中に追加拘束され、今回の事態に加わって拘束された被疑者は63人に増えた。警察は、追加捜査で未検挙者の身元を特定し、サラン第一(チェイル)教会の全光焄(チョン・グァンフン)牧師の介入有無について取り調べを行うなど背後をめぐる捜査も拡大している。

ソウル西部地裁は26と27日、集合住居侵入などの容疑で逮捕された被疑者2人に対し、「逃亡する恐れがある」として拘束令状を発行した。このうち、強盗傷害の容疑が持たれている1人は、マスコミの記者に暴行を加え、装備などを損傷させた容疑が持たれている。警察によると、30日までに逮捕された被疑者は95人で、このうち63人が拘束された。警察は、現場採証映像の分析などを通じて、未検挙者の身元をさらに特定したという。警察は追加で容疑が確認された被疑者に対しても、拘束令状申請など強制捜査を継続する方針だ。

警察は、暴力乱入事態の背後と名指され告発された全氏に対する法理検討も続けている。全氏は現在、市民団体などから内乱扇動・宣伝、騒擾疑惑などで告発されている。ソウル西部地裁に入って判事室のドアを足で蹴った容疑などで拘束されたユーチューバーのイ某氏も、サラン第一教会で活動したことが分かっている。警察は、内乱扇動の罪で最高裁判所で有罪が認められた李石基(イ・ソッキ)元統合進歩党議員の判例も検討ているという。警察の関係者は、「全氏に対して、出頭を要求してはいない」とし、「告発状を基に捜査している」と説明した。

裁判所への乱入を扇動したという疑惑がもたれている保守性向のユーチューバーなどに対して、警察が捜査を拡大する可能性もある。購読者が約52万人に達するユーチューバーチャンネル運営者のチョン某氏は、暴力乱入事態前日の18日、「判事がどんな判断をするかによって、国民抵抗を呼ぶか否かが決まる」とし、「抵抗権の行使は、例外に暴力的手段も許容する」と話した経緯がある。チョン氏は、朴槿恵(パク・クンへ)元大統領の弾劾に反対する暴力デモを扇動した罪で2019年、懲役1年6ヵ月、執行猶予2年を言い渡されたこともある。警察の関係者は、「現在、全氏を中心に捜査しているが、捜査対象が拡大する可能性も排除し難い」と明らかにした。


イム・ジェヒョク記者 heok@donga.com