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戒厳軍「不正選挙勢力が選管サーバーを爆破するから防御せよ」

戒厳軍「不正選挙勢力が選管サーバーを爆破するから防御せよ」

Posted February. 13, 2025 09:16,   

Updated February. 13, 2025 09:16

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12・3非常戒厳宣布事件を捜査中の検察が、「不正選挙勢力が選挙管理委員会を占拠して爆破するので防御せよ」という戒厳軍の指示が下ったという供述を軍関係者から確保した。呂寅兄(ヨ・インヒョン)前国軍防諜司令官や郭種根(クァク・ジョングン)前陸軍特殊戦司令官などが戒厳前から選管のサーバーの位置を共有した疑いも検察の捜査で明らかになった。検察は「不正選挙疑惑の事実確認の次元で選管のシステムだけを点検しようとした」という尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の主張とは異なり、戒厳軍が事前に防諜司令部、特殊戦司令部、情報司令部ごとに役割を分担し、選管のサーバーを奪取する作戦を立てていたと見ている。

12日、法曹界によると、検察の非常戒厳特別捜査本部(本部長=朴世鉉ソウル高等検察庁検事長)は、情報司令部及び特殊戦司令部関係者から「戒厳当日(昨年12月3日)、上層部から『戒厳が下されれば、不正選挙勢力が証拠隠滅のためにサーバーを爆破しに来るだろう』と選管を防御するよう指示を受けた」という供述を得たという。非常戒厳が宣布された直後、戒厳軍は京畿道果川(キョンギド・クァチョン)や水原(スウォン)などの選管庁舎を掌握した後、職員の携帯電話を押収し、サーバーなどを撮影した。

情報司令部と特殊戦司令部が指示通りにいわゆる「不正選挙勢力」から選管を保護し、防諜司令部はサーバーを奪取して「不正選挙勢力」が介入した証拠を確保するなど、それぞれの役割を事前に決めていたというのが検察の見解だ。実際、呂氏は非常戒厳前、郭氏と電話で、選管のサーバーの位置まで具体的に確認したという。非常戒厳解除直後、情報司令部のある大領は、「防諜司令部はなぜ来ないのか」と、事前に決めておいた役割があることを示唆する発言をしたという。検察はこのような供述と証拠を基に、尹大統領が単に選管を点検しようとしたのではなく、選管のサーバーを奪取して不正選挙の証拠を確保しようとしたと見ている。


ク・ミンギ記者 チェ・ミソン記者 koo@donga.com