
孫興民(ソン・フンミン、33)が今季12アシスト目を記録し、トッテナム・ホットスパー(イングランド)のUEFAヨーロッパリーグ(EL)の8強進出に貢献した。
孫興民は14日、今季ELのAZアルクマール(オランダ)との決勝トーナメント2回戦でアシストを記録し、トッテナムは3-1で勝った。第1戦でアルクマールに0-1で敗れて敗退のピンチに追い込まれたトッテナムだが2戦合計3-2で準々決勝進出を決めた。2012~2013シーズン以来12年ぶりの準々決勝進出だ。欧州クラブ対抗戦では2018~2019シーズンの欧州チャンピオズリーグ準優勝以来6年ぶりのベスト8だ。トッテナムは来月11日と18日、フランクフルト(ドイツ)とベスト4進出を争う。
左FWとして出場した孫興民は、トッテナムの3ゴール全てに絡んだ。前半26分、アルクマールDFヴァウテル・フースが味方にパスしようとしたボールがプレスをかけていた孫興民の足に引っかかってカットされ、これをドミニク・ソランケが低く蹴ったのをウィルソン・オドベールがペナルティーエリアの中央に駆け込んでゴールにつなげた。後半3分には孫興民がペナルティーエリアで与えたパスをジェームズ・マディソンが中央から右足シュートでゴールネットを揺らした。2-1で追われていた後半29分には、左サイドから孫興民が出したボールがジェド・スペンスのクロスとソランケのバックヒルパスを経て、オドベールのゴールにつながった。
2008年リーグカップでの優勝以後優勝トロフィーがないトッテナムは17年間の「無冠」の恨みを晴らす機会に希望をつなぎ、孫興民もプロ初優勝の希望を再び燃やした。トッテナムはイングランド・プレミアリーグで13位に落ちており、カラバオカップは準決勝、FAカップは4回戦ですでに敗退している。孫興民は今季11得点(プレミアリーグ7得点、EL3得点、リーグ杯1得点)1、2アシスト(プレミアリーグ9、EL2、FA杯1)を記録した。
チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com