Go to contents

ソウル大学医学部教授ら、「正義のない闘争」と専攻医を批判

ソウル大学医学部教授ら、「正義のない闘争」と専攻医を批判

Posted March. 18, 2025 07:40,   

Updated March. 18, 2025 07:40

한국어

ソウル大学医学部・病院の教授4人が、政府の医学部増員方針に反発して研修病院と学校から離れた後、現在まで戻っていない専攻医(インターン、レジデント)と医学部生に向かって、「現在の闘争方法と目標は正義が無く、社会を説得することもできないように見える」と批判した。

ソウル大学医学部・病院所属のハ・ウンジン、オ・ジュファン、ハン・セウォン、カン・ヒギョン教授は17日、「復帰する同僚はこれ以上同僚ではないと主張する方々に、今は決定する時です」というタイトルの声明を出した。彼らは、自分たちの教え子である専攻医と医学部生たちに対し、「医療システムを改善するためのロードマップも、説得力のある代案もなく1年を送った。ただ、タンピン(平)と代案のない反対があるだけだ」とし、「こういう闘争方法に継続して同調するのか、それともきちんとした声を出すのか選択しなければならない。その選択に対する責任を負わなければならない」と述べた。

教授たちは、「本当の被害者は誰か」と反問後、「辞職と休学は、皆さんが自ら選んだことだ。真の被害者ではない」とし、「本当の被害者は、この1年間無視され、治療を受けられなかった患者ではないか」と述べた。彼らは特に、医政間対立のカギを握る専攻医を狙って、「医師免許一つで、専門家待遇を受けようとする姿も傲慢だ」と話した。ハ教授などは、「私たちは、韓国社会で最も確実な経済的保障を受けられる職群の一つだ」とし、「それでも専攻医の研修過程を『搾取』と主張することが、果たして社会的共感を得られる主張でしょうか」と話した。

教授たちは医師免許について、「社会が、私たちに独占的医療行為をする権限を付与したものだ」と紹介した。だが「今のように医師としての責任を果たさなかったり、社会の混乱を引き起こしたりする行動を継続し、システムを崩す集団という烙印を押されることになれば、社会は結局、その独占的権限を必然的に他の職域に委任するだろう」と話した。教授たちは、政府だけでなく、医師たちにも責任があると明らかにした。彼らは、「政府と違って、責務を全うする専門家の姿で改革を導くのか、それとも妨害し続ける妨害者という烙印を押され、独占権を失い淘汰されるのか、もう皆さんは決定を下さなければならない」と話した。

一方、医療界団体は、今月末までに医学部生に対し学校に戻るよう要求する政府と大学総長、医学部長に向かって、「圧迫と懐柔では教育正常化は実現できない」とコメントした。医学部教授団体である全国医学部教授協議会(全医教協)は、「医学部長らに捧げる文」で、「教育部と一部の医学部長らは、医学部生らの一括休学受理不可と共に、除籍の可能性を取り上げる」とし、「教授らは、原則と常識内で、最大限学生らの学習権を保護しなければならない」と主張した。

医療界最高権威の団体である大韓民国医学翰林院も、政府が来年度の医学部募集人員3058人の前提条件で、今月末までに医学部生に学校に復帰するよう圧迫していることに関連し、「学生の復帰を条件に、学生に様々な不利益と期限付きの圧迫を加える政府の態度は驚くべきことだ」とし、「無理な政策推進で、膨大な社会的混乱を招いた政策立案者に対し、徹底した調査と責任の解明が優先的に行われなければならない」とコメントした。


パク・ギョンミン記者 mean@donga.com