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ローマ教皇が車椅子に座ってミサに参加、入院後初の写真公開

ローマ教皇が車椅子に座ってミサに参加、入院後初の写真公開

Posted March. 18, 2025 07:38,   

Updated March. 18, 2025 07:38

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先月14日(現地時間)から肺炎で1ヵ月以上入院しているフランシスコ教皇が、入院後初めて写真を公開した。

バチカン・ニュースによると、教皇庁は16日午後、ローマのゼメリ病院に入院している教皇が同日午前、病院内の礼拝室で祈っている写真を公開した。白いスータン(カソック)を着て、肩に紫色のストールを巻いた教皇が、ミサを共同で執り行った後、座って祈る姿を右後ろから撮った。教皇の姿が外部に公開されたのは、先月14日に入院して以来初めてだ。

教皇庁がフランシスコ教皇の写真を公開した理由は、現在、教皇の健康がかなり好転し、安定した状態であることを示すためとみられる。教皇は入院後、4回も呼吸困難を経験し、山場を迎えたが、最近は目に見えて病状が良くなっているという。

教皇庁は15日、メディア向けの発表でも「教皇の臨床状態は安定しており、先週から改善傾向が続いている」としながらも、「回復中だが、依然として病院で治療を受けなければならない」と明らかにした。具体的な退院時期も明らかにしなかった。

ただ、フランシスコ教皇は、健康がある程度好転した後は、毎日礼拝堂に行って十字架を眺めながら祈っているという。教皇は2013年に即位後、これほど長い間病院に入院したことはなかった。元教皇の中では、ヨハネ・パウロ2世が1981年に55日間入院したことがある。

フランシスコ教皇は同日、書面で発表した日曜日のお告げの祈りのメッセージでは、「他の多くの病人とともに経験している試練の期間を熟考する」とし、「私たちの体は弱いが、愛と祈り、献身と信頼の中でお互いに『希望の輝く兆し』になることを防ぐことはできない」と述べた。特に、自分のために祈ってくれるすべての人、特に遠くから来て快癒を祈ってくれた子供たちに感謝の意を表した。

この日も、ゼメリ病院の入口には、カトリック団体の子供数十人が訪ねてきて、「フランシスコ教皇様」を叫びながら早い回復を祈った。教皇はこれに対し、「多くの子供たちが私のために祈っていることを知っており、その中の一部は、親密感の記しで今日ここに来た」とし、「皆さんを愛しており、いつも会うことを楽しみにしている」と伝えた。


李鎭求 sys1201@donga.com