フィギュアスケート女子シングルスの期待株イ・ヘイン(14)が国際スケート連盟(ISU)のジュニアグランプリ(GP)で金メダルを獲得した。
イ・ヘインは7日、ラトビアのリガで行われたフィギュアスケートの2019~2020シーズンISUジュニアGPシリーズ第3戦女子シングルスでショートプログラム(66.93点)とフリー(130.70点)で合計197.63点をマークし優勝を飾った。韓国女子選手がジュニアGPで金メダルを獲得したのは、2012年のキム・ヘジン以来7年ぶり。またイ・ヘインは、韓国女子シングルスのジュニアGPでの最高得点も更新した。
フリーでトリプル・トウループ(3回転)やフリップなど7のジャンプ要素全てで加算点を獲得する完璧な演技を披露した。表彰台の一番高い所に立って愛国歌を聞きながら太極旗を眺めたイ・ヘインは感激の涙を流した。
イ・ヘインは、「フィギュア女王」金妍児(キム・ヨナ)とキム・ヘジンに次いで韓国人では3人目の女子ジュニアGP金メダリストになった。金妍児もイ・ヘインと同じ14歳で初のジュニアGPで金メダルを獲得した。イ・ヘインは、ショートを控えて「妍児さんの試合映像を見た。妍児さんの後を継ぐことができて嬉しい」と話した。
イ・ヘインの登場で韓国女子シングルスの内部競争は一段と激しくなった。既存のシニア選手の他にイ・ヘインと今回のジュニアGP第1戦と第2戦で銀メダルを獲得したウィ・ソヨン(14)とパク・ヨンジョン(13)も成長を続けている。
イ・ヘインは、「まず今シーズンの第6戦で好成績を挙げてジュニアGPファイナルに出場したい。また2022年北京冬季五輪の舞台にも立ちたい」と語った。イ・ヘインは高難度のジャンプも身に着けようと準備している。イ・ヘインは「トリプルアクセル(3回転半)の練習をしている。ジャンプの完成度を高めるために努力している」と話した。
一方、ISUジュニアGP第3戦の男子シングルスではイ・シヒョン(19)が合計218.31点で銀メダルを獲得した。
鄭允喆 trigger@donga.com