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韓国戦争当時、1人で敵機4機を撃墜した米海軍パイロット、ロイス・ウィリアムズ予備役大佐(98・写真)が、韓国政府から「平和の使徒」メダルを授与された。韓国戦争参戦者の犠牲を記憶し、感謝と敬意を表するためのメダルだ。
在ロサンゼルス韓国総領事館は16日(現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴで行われたメダル授与式でメダルを授与した。ウィリアムズ氏は、「韓国戦争当時、空から見下ろしたソウルは壊れた橋が2~3本あるだけの廃墟だった。数年前に韓国を訪れた時、目覚ましい発展を遂げた姿に驚いた」と話した。そして、「当時、戦争を完全に終わらせて(韓半島を)統一できなかったことが今も残念だ」と付け加えた。
「元祖トップガン」と呼ばれるウィリアムズ氏は、1925年にサウスダコタ州で生まれ、第2次世界大戦時に入隊した。1952年、北朝鮮の会寧(ヘリョン)付近で旧ソ連のミグ機7機に遭遇し、4機を撃墜した。
米情報当局は、撃墜の事実を50年間極秘扱いにした。米ソの緊張を高め、第3次世界大戦の引き金になる可能性があると懸念したためだ。2002年に機密が解除され、ウィリアムズ氏の武功が知られることとなった。米海軍は先月、海軍で2番目に高い「十字勲章」を授与し、韓国海軍も参謀総長感謝状を授与した。CNNは映画「トップガン」シリーズの主人公トム・クルーズが1962年生まれであることを取り上げ、「クルーズが生まれる10年前にウィリアムズ大佐はすでに『トップガン』だった」と称えた。
河貞敏 dew@donga.com