ドラマ「ミスターサンシャイン」の主人公ユジン・チョイの実際の人物として知られている黄玘煥(ファン・ギファン)愛国志士(1884~1923)の遺骨が、殉死から100年になる10日、韓国に到着する。
9日、国家報勲処によると、朴敏植(パク・ミンシク)報勲処長と李會栄(イ・フェヨン)先生の子孫であるウダン教育文化財団の李鍾贊(イ・ジョンチャン)理事長などの独立有功者の子孫が、仁川(インチョン)国際空港で出迎える計画だ。2008年、黄志士の米国現地のお墓を初めて発見したチャン・チョルウ元ニューヨーク韓国人教会担任牧師夫妻も同席する。
出迎えの行事は、献花と焼香、1995年に黄志士に追叙された建国勲章愛国章の献呈、遺骨運柩および奉送の順で行われる。同日午後に、国立大田(テジョン)顕忠院の顕忠塔前で遺骨奉還式が行われる。テレビドラマ「ミスターサンシャイン」のヒロインの最後の台詞である「独立した祖国でまた会いましょう(see you again)」をテーマに行われる奉還式は、功績の紹介と霊の運柩、献花および焼香、記念公演、埋葬の順で行われる。
黄志士の遺骨奉還式で、家族関係登録簿も献呈される。子孫がいなくて無籍として残っていた黄志士の家族関係登録が最近完了し、殉死から100年ぶりに完全な大韓民国人になると、報勲処は説明した。独立有功者の遺骨奉還式で家族関係登録簿を献呈するのは初めて。
黄志士は、米国留学中だった1917年、米軍に志願入隊し、第1次世界大戦に参戦した。1919年、フランスに渡ってパリ平和会議に派遣された金奎植(キム・ギュシク)先生ら韓国代表団をサポートしたことをきっかけに、大韓民国臨時政府パリ委員部の書記長に任命され、独立運動に本格的に乗り出した。1921年からは、臨時政府外交部のロンドン駐在外交委員などとして活躍し、祖国独立の先頭に立っていたが、1923年4月にニューヨークで心臓病で他界した。
尹相虎 ysh1005@donga.com