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三星電子・米国工場でカナダ半導体企業のAIチップ生産へ

三星電子・米国工場でカナダ半導体企業のAIチップ生産へ

Posted October. 04, 2023 08:34,   

Updated October. 04, 2023 08:34

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三星(サムスン)電子が、今年完成予定の米国テイラーファウンドリ(受託生産)工場で、カナダの半導体企業テンストレントの人工知能(AI)チップを生産する。今年8月に発表された米半導体企業「グロック」に続き、2度目の受注となる。

テンストレントは2日(現地時間)、次世代AIチップレット半導体を三星電子の米テイラー工場で生産する予定だと明らかにした。チップレットとは、複数の半導体を一つのチップに結合する技術だ。2016年に設立されたテンストレントは、インテルやAMDなど米主要半導体企業で先端中央処理装置(CPU)の設計を導き、「CPU設計の巨匠」と呼ばれるジム・ケラーが最高経営者(CEO)を務めている。ケラーCEOは、「半導体技術の発展のための三星の努力は、AIに対する私たちのビジョンと一致する」とし、「三星ファウンドリは、AIチップレットのための最高のパートナーだ」と話した。

テンストレントは、データセンターや自動運転、ロボットなど様々な産業で活用できるAI半導体を開発している。2021年の投資誘致当時、企業価値が10億ドル(約1兆3000億ウォン)に達し、半導体業界の「ユニコーン」企業として注目された。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com