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ショートトラックのパク・ジウォンとキム・ギルリがクリスタルグローブを獲得、W杯第5戦

ショートトラックのパク・ジウォンとキム・ギルリがクリスタルグローブを獲得、W杯第5戦

Posted February. 20, 2024 08:45,   

Updated February. 20, 2024 08:45

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「クリスタルグローブ一つでは物足りない。手が二つあるんだから両手に一つずつ持ちたい」

「ナムバク(男パクの意)」パク・ジウォン(28・ソウル市庁)は2023~2024国際スケート連盟(ISU)ショートトラック・ワールドカップ(W杯)第5戦を終えた後、このように話した。ISUはショートトラック創設25周年を迎えた昨シーズンから総合ランキング1位の選手にこのトロフィーを授与している。同名異人の女子代表選手がいるため「ナムバク」で呼ばれるパク・ジウォンは昨シーズンには比較的余裕を持って最初のクリスタルグローブ受賞者として歴史に名前を刻んだ。

しかし今度は、今季W杯最終戦である第6戦まで総合優勝を確信できない状況が続いた。スティーブン・デュボワ(27・カナダ)が猛烈な勢いで追撃していたからだ。デュボワは18日、ポーランドのグダニスクで行われた500メートル決勝で金メダルを獲得し、パク・ジウォンをぎりぎりまで追い上げた。パク・ジウォンが2シーズン連続でクリスタルグローブを獲得するためには、19日に行われた1000メートルで優勝しなければならなかった。そして結局、その至難の業を成し遂げた。

パク・ジウォンは19日、同じ会場で行われた1000メートル決勝で1分28秒193でゴールインし、今季5度目の金メダルを獲得した。この優勝でランキングポイント1071点を確保したパク・ジウォンは、デュボワ(1052点)を19点差で抜いて男子総合1位になった。今季に獲得した金メダル5個のうち3個を1000メートルで獲得したパク・ジウォンは、「総合優勝を果たすためには1位にならなければならないということを知っていた。緊張はあまりしなかった。自信があった」とし、「初めて(クリスタルグローブを)取った時よりタイトルを守り抜いた今の方が嬉しい」と話した。

今シーズンを通して昨季ランキング1位を意味する数字「1」をヘルメットにつけてプレーしたパク・ジウォンは、「数字1は私にとって重要な意味がある。すべてが可能であることを感じさせてくれたし、残りシーズンも1位を守りたいという気持ちが大きな動力になった」と話した。2シーズン連続でW杯王者になったパク・ジウォンは、世界選手権でも金メダル3個を獲得したが、まだ五輪には出場したことがない。

女子では「ランボルギリ」キム・ギルリ(20・城南市庁)が個人で初めてクリスタルグローブを掲げた。キム・ギルリは同日、女子100メートルで銀メダルを追加し、ランキングポイント1211点で2位のクリステン・サントス(30・米国=1180点)を31点差で制した。キム・ギルリは「いつも夢見ていた世界1位が本当に実現するなんて驚きだ。これからは世界選手権金メダルが目標」と語った。

今季、女子では「ショートトラック女帝」崔珉禎(チェ・ミンジョン=26・城南市庁)が2026ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の準備で出場しなかった。それと共にキム・ギルリとクリステン・サントスが「空の王座」を巡って激戦を繰り広げた。 サントスは「キム・ギルリのテクニックと走行能力はこの世のレベルではない」と親指を立てた。

男子ではキム・ゴンウ(26・スポーツトト=4位)とチャン・ソンウ(22・高麗大=6位)、女子では沈錫希(シム・ソクヒ=27・ソウル市庁・7位)とソ・フィミン(22・高麗大)が今シーズンW杯でトップ10入りを果たした。


任寶美 bom@donga.com