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羅州松堤里古墳から百済の冠帽飾り出土

Posted July. 26, 2019 10:19,   

Updated July. 26, 2019 10:19

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新しい形の百済銀製冠飾(冠帽につける飾り)が、全羅南道羅州市(チョンラナムド・ナジュシ)の松堤里(ソンジェリ)古墳から出土された。

文化財庁国立羅州文化財研究所(所長=イム・スンギョン)は、松堤里古墳を調査した結果、葉の形の銀製冠飾をはじめ、銀製ベルト飾り、青銅杯、あぶみ(フットストラップ)とマルダレ(馬の脇腹に垂らす四角い付属)固定具、琥珀で作った冠玉などが出てきたと明らかにした。松堤里古墳はすでに盗掘された状態で、1987年に世間に知られた。

冠飾は百済の高官が身に着けており、支配層の古墳から主に出てくる。従来は銀で作られた花のつぼみの形の銀花冠飾が主に発見された。今回出土した草の葉の形の冠飾は、百済が熊津(ウンジン)から泗沘(サビ)に遷都したときを前後して作られたものと推定される。一緒に出土した青銅杯と琥珀の玉などは、公州武寧(ムニョン)王陵の出土品と形状が同じで、冠に使った釘は、頭を銀で包んだもので、百済の高位層の墓から主に出てくるものだ。

国立羅州文化財研究所は、「出土した遺物から見て、松堤里古墳の主人公は百済聖王(ソンワン=523~554)時代の王室人物と推定される」とし、「墓が栄山江(ヨンサンガン)流域の中心からかなり離れた理由を解明するのが課題だ」と明らかにした。


趙鍾燁 jjj@donga.com