経済学者の９０％「韓国の成長率は５年後に１～２％台」

韓国の経済学者らは、これから５年後の韓国の経済成長率は１～２％台に下落するとの見通しを示した。

１５日、韓国経済学会は、学会経済討論パネル所属の学者３７人を対象に、１月２６日から２月１１日にかけて行ったアンケートの結果を発表した。

「現状が続けば、５年後の韓国の経済成長率はどの水準に達すると思うか」という質問に対し、４９％（１８人）は「１％台」、４１％（１５人）は「２％台」と答えた。回答者の約９０％が、５年後の経済成長率を１～２％台と見込んだのだ。

１９９６年から２０００年までの５年間は平均５.９％だった韓国の経済成長率は、２００６年から２０１０年までは４.３％に下落し、２０１６年から２０２０年までは２.１％を記録した。西江（ソガン）大学経済学部のホ・ジョン教授は、「現在の傾向が続けば、１.５％ほどに収まるだろう」とし、「物価上昇率が高いと予想され、実質的な経済成長に大きな成果は期待できない」と説明した。

韓国の経済成長率が長期的に下落傾向を見せる原因としては、２４％（９人）が「人的資本の投資効率性の低下による有効人的資本の形成不振」を挙げ、適合型人材養成がまともに行われていないことを指摘した。「政府の過度な規制による民間企業の投資と革新誘引の減少」（１９％・７人）も問題視された。


崔惠? herstory@donga.com