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ロシア軍、数千人が避難するキエフの駅を砲撃

ロシア軍、数千人が避難するキエフの駅を砲撃

Posted March. 04, 2022 08:11,   

Updated March. 04, 2022 08:11

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ロシア軍が2、3日(現地時間)、ウクライナの首都キエフの中央駅と地下鉄の駅付近を相次いで砲撃したと、ウクライナ政府が明らかにした。ロイターやCNNによると、中央駅にはキエフを脱出しようとする避難民数百、数千人がいる。地下防空壕として使われる地下鉄の駅には、キエフ市民約1万5千人が避難している。国際刑事裁判所(ICC)は2日、ロシアの戦争犯罪の疑いについて直ちに捜査を開始すると明らかにした。国連は侵攻から1週間が経った同日、ウクライナからの避難民が100万人を超えたと明らかにした。

ウクライナ内務省は2日、ロシア軍の砲撃で、キエフのピブニチナ駅の一部が破壊されたと明らかにした。同駅は中央駅からわずか約200メートルしか離れていない。ロシア軍は3日にも、キエフ中心街の地下鉄の駅近くに爆撃を加えたと英紙ガーディアンが報じた。また、ウクライナ情報機関は、「(キエフの)地下鉄の駅で、おもちゃの中に武器を隠したロシアの工作員が摘発された」と明らかにした。CNNは、ロシア軍が2日、第2の都市ハルキウの学校や聖堂など少なくとも3ヵ所を爆撃したと伝えた。

ロシア軍は同日、ウクライナ南部のヘルソンを制圧したと発表した。ロシア軍が主要都市を掌握したのは侵攻から1週間で初めて。ヘルソンは、ロシアが2014年に強制併合した南部クリミア半島と、ロシアのプーチン大統領が最近独立を承認した東部ドンバス地域をつなぐ戦略的要衝地。

ロシア軍戦闘機4機が同日、バルト海付近のスウェーデンの領空を侵犯し、スウェーデン戦闘機が出撃する一触即発の事態も起こった。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com