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ロシア軍がハルキウの学校などを砲撃、少なくとも21人死亡

ロシア軍がハルキウの学校などを砲撃、少なくとも21人死亡

Posted March. 19, 2022 08:26,   

Updated March. 19, 2022 08:26

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ウクライナを侵攻したロシア軍の無差別砲撃が18日(現地時間)にも続き、民間人の死者が近く1千人を超えるとみられている。主要7ヵ国(G7)は、民間人への攻撃は戦争犯罪だと非難し、追加制裁に出る考えを明らかにした。

17日、ウクライナ第2の都市ハルキウ市の郊外のメレパ村では、学校や文化センターなどがロシア軍の砲撃を受け、少なくとも21人が死亡した。面積30万平方メートル(約9万坪)で東欧最大規模の市場であるハルキウのバラバショバ市場もロシア軍の砲撃を受け、灰と化した。火災が周辺の住宅街に広がり、消火活動を行っていた消防隊員1人が死亡した。

南部の港町マリウポルも、相次ぐ爆撃で市民35万人が防空壕や地下室に避難した。市当局は、「1日平均100個の爆弾が市内に落ちてくる」とし、「住宅地域の建物の8割が破壊され、3割は復旧が不可能だ」と話した。子どもや妊婦など1200人が避難したマリウポル劇場も16日に砲撃で崩壊し、その後もロシア軍の砲撃が続いているため、救助活動が遅れている。

米国人の民間人死亡者も発生した。チェルニーヒウ警察は同日、「ウクライナで講師として活動した米国人のジェームズ・ホイットニー・ヒルさん(68)が16日、パンを買うために並んでいた時、ロシア軍の砲撃で死亡した」と明らかにした。チェルニーヒウ地域では、17日にロシア軍の砲撃で民間人53人が死亡したと主当局は伝えた。東部の都市イジュームのブロディミル・マチョキン副市長はフェイスブックに「死者を埋葬する人もいない」と書いた。

国連人権事務所の集計によると、先月24日のロシアの侵攻後に死亡した民間人は子ども58人を含め少なくとも780人にのぼり、来週にも1千人を超えるものとみられる。世界保健機関(WHO)も同期間、ロシア軍が病院など医療施設を少なくとも3度攻撃し、12人が死亡したと明らかにした。

G7は同日、声明を通じて、「病院や学校など民間施設まで攻撃する『理由なき戦争』で数百万人が避難を強いられた。ロシアのプーチン大統領に民間人に対する無差別攻撃と戦争犯罪の責任を問う」と警告した。


金潤鍾 zozo@donga.com