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北朝鮮の挑発脅威の中、尹次期大統領「韓米同盟の心臓部」訪問

北朝鮮の挑発脅威の中、尹次期大統領「韓米同盟の心臓部」訪問

Posted April. 08, 2022 08:13,   

Updated April. 08, 2022 08:13

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が7日、京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の在韓米軍本部基地のキャンプ・ハンフリーズを訪れ、「北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射など韓半島をめぐる国際情勢が非常に厳しい状況の中、韓米軍事同盟との連合防衛態勢による強力な抑止力はいくら強調してもしすぎることはない」と強調した。政権交代期の北朝鮮のICBM挑発、核実験の兆候など韓半島の危機が深刻化する状況で、堅固な韓米同盟を強調したのだ。次期大統領が在韓米軍基地を訪れるのは今回が初めて。

尹氏は同日午前、キャンプ・ハンフリーズを訪れ、韓米連合の防衛態勢を点検し、ポール・ラカメラ在韓米軍司令官、金承謙(キム・スンギョム)副指令官と韓半島の安全保障の状況について意見を交わした。尹氏がこの席で、「韓米同盟の結束力を強め、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対する抑止および対応態勢を強化する」と述べたと、裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)次期大統領報道官が伝えた。また尹氏は、「大統領当選者として初めて訪れた部隊が、韓米軍事同盟の心臓部であるキャンプ・ハンフリーズだ」と強調した。尹氏は芳名録に、「平沢は堅固な韓米同盟の象徴」と書いた。

大統領選挙で韓米同盟の強化を強調した尹氏は、在韓米軍側に感謝も述べた。尹氏は「今日私たちが享受している大韓民国の自由と繁栄は、多くの先達戦友の献身と犠牲があったがゆえに可能だ」と話した。これに対して、ラカメラ氏は「韓半島の安定に向けて役割を果たすことができないのは職務遺棄と考える」と述べ、「鉄の同盟(Iron-clad alliance)」の重要性も強調したという。尹氏は、ラカメラ氏の要請で懇談会が終わった後20分間、単独で面談した。

このような尹氏の安全保障の行動は、北朝鮮の挑発が危険水位にまで深刻化しているという判断が作用したとみられる。米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表は6日(現地時間)、北朝鮮が15日の故金日成(キム・イルソン)生誕記念日を迎え、核実験を行う可能性があると明らかにした。キム氏は、「15日に北朝鮮が挑発的な行動に出ることを懸念している」と述べた。キム氏は挑発的行動について、ミサイル発射や核実験の可能性があると話した。また、米国が北朝鮮の重大挑発に軍事対応を準備しているとし、「米韓または、米韓日が共に抑止力を強化できる措置を考慮している」と述べた。シャーマン米国務副長官も同日、米下院外交委公聴会で、尹氏が派遣した韓米政策協議代表団との面談に触れ、「北朝鮮の攻撃に対応して信頼に値する抑止力を持っていることを示す措置を取る」と述べた。


パク・フンサン記者 チョ・アラ記者 tigermask@donga.com · likeit@donga.com