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台湾総統「米州兵との軍事協力を推進」

Posted June. 02, 2022 08:21,   

Updated June. 02, 2022 08:21

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台湾の蔡英文総統が、米国の武器支援など両国の軍事協力を強調している。米国と台湾の軍事協力は、台湾問題を「核心利益」と主張する中国にとって最も敏感な懸案だ。米国と台湾の安全保障分野の接近に中国が反発し、台湾海峡の軍事的緊張が高まることが予想される。中国人民解放軍は先月30日、空軍機30機を台湾防空識別圏(ADIZ)に進入させるなど武力デモを行った。

1日、自由報道など台湾メディアによると、蔡氏は前日、台北でタミー・ダックワース米上院議員(民主党・イリノイ州)に会い、「米国防総省は、州兵と台湾軍の協力を積極的に計画している」とし、「地域の安全保障の問題で台米協力の緊密化と深化を期待する」と述べた。蔡氏が言及した協力は、米国の州兵と他国の軍隊の訓練協力などを規定した米国の「州兵・国家パートナーシップ計画」によるものだ。これに先立ち、台湾メディアは、ダックワース氏の訪問に合わせて台湾が米ハワイ州兵と協力する可能性があると報じた。

先月30日、台湾の呉釗燮外交部長(外相)は、イスラエルのエルサレム・ポストとのオンラインのインタビューで、「台湾は米国など友好国と密接な安全保障協力を進めている」とし「米国が台湾軍の訓練に協力し、適切な防衛武器も提供している」と明らかにした。最近公開された米ハリウッド映画「トップガン」の続編で、台湾の国旗が登場して話題になっている。ブルームバーグ通信は先月31日、「『トップガン マーヴェリック』で、主人公のトム・クルーズが台湾の国旗が描かれたフライトジャケットを着て登場する」と報じた。2019年の予告編では、台湾国旗が途中で削除されたが、公開された映画には登場したのだ。

台湾は来月1日から発行する国際運転免許証の表紙に「TAIWAN」のローマ字表記を追加する。既存の免許証には、台湾の英文表記である「Republic of China」だけがあった。この表現は中国の英文表記「People's Republic of China」に似ている。


金祺容 kky@donga.com