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上半期の貿易赤字が過去最大、下半期の輸出も暗雲

上半期の貿易赤字が過去最大、下半期の輸出も暗雲

Posted July. 02, 2022 09:20,   

Updated July. 02, 2022 09:20

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今年上半期(1~6月)の貿易収支の赤字が100億ドルを超え、上半期基準で史上最大を記録した。韓国経済の成長エンジンである輸出の場合、下半期(7~12月)は前年同期比0.5%増に止まるという企業の予測も出た。経済専門家らは、貿易赤字が慢性化し、韓国経済が長期低迷に陥りかねないと警告した。

1日、産業通商資源部(産資部)が発表した今年上半期の輸出入統計によると、上半期の輸出は昨年同期比15.6%増の3503億ドル、輸入は26.2%増の3606億ドルだった。半期基準で過去最大の輸出額を達成したが、高騰したエネルギーの輸入額が足を引っ張って、貿易収支は103億ドルの赤字と集計された。

今回の貿易赤字の規模は、従来の上半期の最大の赤字だった1997年の91億600万ドルを上回る。また、6月の貿易収支は24億7200万ドルの赤字だったが、3ヵ月連続の赤字となる。これは、2008年6~9月以来14年ぶりのことだ。

下半期の輸出見通しは明るくない。同日、全国経済人連合会(全経連)が売上高上位1000位企業のうち上位12位の輸出主力業種企業150社を対象に「2022下半期の輸出展望調査」を行った結果、下半期の輸出は前年同期比0.5%増に止まると予測された。輸出減少を予想した企業は、△原材料価格の上昇による輸出競争力の弱化(41.2%)、△海上および航空物流コストの上昇などサプライチェーンの問題(21.9%)、△主要輸出対象国の経済状況の悪化(21.1%)などを主要リスク要因に挙げた。

韓国の証券市場は連日下落している。1日、総合株価指数(コスピ)は前の営業日より1.17%(27.22ポイント)安の2305.42で取引を終えた。3日連続で1%台の下落傾向が続き、この日、年間最安値を記録した。コスピは取引中、一時2291.49まで下がり、2020年11月以降1年8ヵ月ぶりに2300台を割り込んだりした。

漢城(ハンソン)大学区経済学科のキム・サンボン教授は、「すでに韓国は長期低成長局面に陥っており、回復弾力性が不足している状況だ」とし、「当面の危機を克服するためには、産業構造の改革が急がれる」と話した。




世宗市=キム・ヒョンミン記者 パク・ミンウ記者 kalssam35@donga.com · minwoo@donga.com