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LGエネルギーソリューション、中国にバッテリーリサイクル合弁会社を設立

LGエネルギーソリューション、中国にバッテリーリサイクル合弁会社を設立

Posted July. 27, 2022 09:12,   

Updated July. 27, 2022 09:12

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LGエネルギーソリューションが、中国1位のコバルト精錬会社・華友コバルトとバッテリーをリサイクルするための合弁法人(JY)を設立する。合弁法人を通じて原材料供給の安定性を高め、ESG(環境、社会、支配構造)経営を強化できるものと期待される。

26日、LGエネルギーソリューションは、持続可能な資源循環の体系を構築するため、華友コバルトと廃バッテリーなど、重要原材料を抽出するバッテリーリサイクルの合弁法人を設立する覚書(MOU)を交わしたと明らかにした。

華友コバルトは、中国最大手のコバルト生産メーカーで、合弁法人は中国国内初の韓中合弁バッテリーリサイクル企業となる。両社は年内に運営対策などの細部内容について協議し、合弁法人の最終設立を完了する計画だ。

合弁法人は、バッテリーの生産過程で発生する廃棄物である「スクラップ」と、回収された廃バッテリーから陽極材の主原料であるリサイクルニッケルやコバルト、リチウムを抽出する。抽出物は陽極材の生産過程を経て、LGエネルギーソリューションの中国南京にあるバッテリー生産工場に最終的に供給される予定だ。

スクラップを処理して廃バッテリーを加工する前処理工場は、LGエネルギーソリューションの生産工場がある南京に、リサイクルメタルを処理する後処理工場は、華友コバルトのインフラを活用できる中国の衢州に建設する計画だ。

この他、LGエネルギーソリューションは、安定的な原材料供給網の構築に力を入れている。昨年12月にはLG化学と600億ウォンを投資して、北米最大手のバッテリーリサイクル会社「ライサイクル(Li-Cycle)」の持分2.6%を確保した。これを通じて来年から10年間、ニッケル2万トンの供給を受ける。世界最大のリチウム生産会社の一つであるチリSQM、ドイツのバルカンエネルギーと2029年までリチウム長期供給契約も交わしている。


具特敎 kootg@donga.com