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日本も貿易収支ショック、8月の赤字が過去最大の28兆ウォン

日本も貿易収支ショック、8月の赤字が過去最大の28兆ウォン

Posted September. 16, 2022 09:14,   

Updated September. 16, 2022 09:14

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日本が8月に過去最大の貿易収支赤字を記録したことが分かった。超円安の影響と原材料価格の上昇で、液化天然ガス(LNG)や原油などのエネルギー価格が大幅に上昇したことが要因だ。

15日に日本財務省が発表した貿易統計によると、日本の8月の貿易収支は2兆8173億円(約28兆ウォン、196億ドル)の赤字となった。韓国の先月の貿易赤字は94億7千万ドル。NHKは、現在と同じ方法で貿易統計が作成され始めた1979年以降、過去最大の赤字となったと報じた。

これにより、日本は13ヵ月連続で貿易赤字だ。2012~15年(32ヵ月)以来、歴代2番目の長期赤字に陥った。

日本の大規模な貿易赤字は、エネルギー価格の急上昇のためだ。アラブ首長国連邦(UAE)などからの原油輸入価格が1年前より90.3%上昇し、液化天然ガス(LNG、2.4倍)、石炭(3.4倍)なども大幅に増えた。日本は、11年の東日本大震災での福島第1原発の爆発事故後、原子力発電の割合を大幅に下げて火力発電の依存度を高め、エネルギー価格によって貿易収支が揺れ動く構造となった。先月、自動車や半導体機器などの輸出は一部増えたが、原材料輸入額が大幅に増え、結果的に貿易赤字が大きくなった。

日本経済新聞は同日、日本政府が新型コロナウイルスのパンデミック以前、韓国をはじめ68ヵ国に適用していた観光ビザなし渡航を来月復活させる見込みであると報じた。円安を活用して外国人観光客を増やし、観光収入を拡大することが狙いだ。

また、10月中に第2次補正予算案の編成を骨子とする総合経済対策を取りまとめる方針だ。日本政府は20兆円(約195兆ウォン)規模の補正予算を編成し、財源の多くは国債で充てる予定だ。当初、年末までだったガソリンの補助金(1リットル最大35円)の支給を延長し、地方自治体が物価対策に使用する臨時交付金を増額する案も検討している。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com