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国民の97%がコロナ抗体保有、「隠れた感染者」は1000万人

国民の97%がコロナ抗体保有、「隠れた感染者」は1000万人

Posted September. 24, 2022 08:58,   

Updated September. 24, 2022 08:58

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国民の約97%が、新型コロナウイルス感染症の抗体を持っているという調査結果が出た。新型コロナに感染して抗体を持っているが、陽性判定を受けていない「未確認感染者」も1000万人に達することが分かった。

疾病管理庁と国立保健研究院は23日、このような内容の「全国単位の新型コロナウイルス抗体陽性率の調査結果」を発表した。先月5日から今月6日まで、全国17市道で5歳以上のサンプル集団9901人を対象に行った。政府レベルの全国単位の大規模な疫学調査は、今回が初めてだ。

調査の結果、全国民の97.38%が新型コロナの抗体を持っていることが分かった。自然感染の抗体陽性率は57.65%、ワクチン接種の陽性率は39.73%だった。新型コロナに自然感染したり、ワクチンを接種した経験のある人が100人のうち97人という意味だ。しかし、抗体を保有したからといって、無条件に新型コロナが予防されるわけではない。

国立保健研究院の權埈郁(クォン・ジュンウク)院長は、「全体抗体陽性率が高いということは、人口集団でウイルスに対する防御力が高いという意味ではない」とし、「免疫で形成された抗体は、時間が経つにつれて消失し、新しい変異が現れれば、既存の防御効果はさらに減少する可能性がある」と説明した。ワクチンの接種または新型コロナの感染を経験した後でも、4ヵ月以上の時間が過ぎた場合は追加のワクチン接種が必要な理由だ。

また、調査対象者の57.65%は、「新型コロナに自然感染した経験がある」を意味する「N(nucleoprotein)抗原」を保有していることが明らかになった。人口比累積感染者の割合(38.15%)より、19.5%ポイント高い。全国民の19.5%である約1000万人は、実際新型コロナにかかったが、政府統計では集計されなかったという意味だ。彼らは、ウイルス感染の事実を全く知らなかったり、症状があっても検査を受けなかったものと推定される。

医療界の内外からは、未確認感染者の規模はこれより大きいと見ている。抗体調査に参加した翰林(ハンリム)大学医学部予防医学科のキム・ドンヒョン教授は、「時間が経てば、N抗体は消失する」とし、「研究チームが推定した陽性率(57.65%)は、過小評価された可能性がある。隠れた感染者はさらに多いだろう」と説明した。

年代別では、50代の「未確認感染者」が27.62%、40代が24.83%の順で高かった。キム教授は、「正確な理由については追加分析が必要だが、内部討議では彼らは家庭に責任を負う『家長』であり、『自営業者』なので、隔離などに対する懸念のために(検査を受けずに)そのまま過ごした傾向が反映された可能性があるという意見が出てきた」と話した。


ユ・グンヒョン記者 キム・ソヨン記者 noel@donga.com · ksy@donga.com