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バイデン氏「中国が唯一の競争相手、打ち勝つ」

バイデン氏「中国が唯一の競争相手、打ち勝つ」

Posted October. 14, 2022 09:21,   

Updated October. 14, 2022 09:21

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バイデン米大統領が12日(現地時間)、「中国は今後10年間、米国の唯一の競争相手」とし、「中国に打ち勝つ」と宣言した。

米ホワイトハウスは同日公表した「国家安全保障戦略」(NSS)で、「中国が最も重大な地政学的難題」とし、「国際秩序を塗り替える意図とそれを実現する経済力、軍事力、技術力を備えた唯一の競争相手」と位置付けた。ロシアのウクライナ侵攻と核兵器使用の脅威にもかかわらず、中国を米国主導の国際秩序に挑戦する唯一の競争相手と明示し、注目される。

ホワイトハウスは、中国に対する先端技術規制の拡大だけでなく、中国の核脅威など軍事分野でも抑制政策を強化すると明らかにした。米中対立の火薬庫とされる台湾問題についても、「インド太平洋の同盟国が欧州と共に台湾海峡の安定と平和に協力してほしい」とし、同盟の糾合を通じて中国を牽制する考えを強調した。

国家安全保障戦略は、バイデン氏の任期中の外交の優先課題などを示す安全保障上の基本方針。ダニエル・フリード元米国務次官補は、「NSSの中国の内容は、超党派で共和党の言語・アイデアを借用している」と分析した。来月8日の中間選挙で共和党が議会の多数党を占めても、バイデン氏の対中強硬政策はさらに加速するという意味だ。

中国の習近平国家主席は、3期目続投を確定する中国共産党全国代表大会が開幕する16日、今後の対米政策を明らかにする。中国共産党は12日、全国代表大会の最後の準備会議で、習氏の3期目と権力の集中を事実上公式化した。

BBCは、習氏の終身執権の可能性を提起し、「習氏が統治する中国が全体主義に向かっている」と強調した。ブルームバーグは、「習氏の『崛起』が、中国と米国の衝突を招いている」とし、「5年間は台湾問題など軍事・経済緊張が高まり、米中関係がさらに険悪になるだろう」と指摘した。中国官営「観察者網」は、「中国が今後10~20年間、米国と深刻な対立を経験するだろう」と報じた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 北京=キム・ギヨン特派員 weappon@donga.com