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8機の米爆撃機B2が「エレファントウォーク」で武力示威、北朝鮮に警告メッセージ

8機の米爆撃機B2が「エレファントウォーク」で武力示威、北朝鮮に警告メッセージ

Posted November. 28, 2022 08:32,   

Updated November. 28, 2022 08:32

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米国が26日(現地時間)、核兵器を搭載できる戦略爆撃機B2スピリットを動員した武力示威で北朝鮮に警告メッセージを送った。北朝鮮は、米本土を攻撃できる新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)17」の試射の成功を大々的に宣伝している。

米空軍第509爆撃飛行団は同日、フェイスブックに、ミズーリ州のホワイトマン空軍基地での8機のB2の同時出撃演習「エレファントウォーク(Elephant Walk)」の映像を公開した。飛行団は、「ホワイトマン空軍基地の定例スピリットビジランス演習の最後を飾るエレファントウォークと出撃」とし、「米空軍がいつどこでも核作戦と全地球的攻撃を遂行する準備ができるようにする演習」と明らかにした。

エレファントウォークは、航空機が滑走路に一列に並んで有事に戦闘機を迅速に武装し、最短時間内に出撃する演習。ステルス機能を備えたB2は、B61、B83核爆弾を搭載でき、B52、B1Bとともに米3大戦略爆撃機と呼ばれる。米軍事専門シンクタンク、ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は、米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記に送る強力な警告メッセージ」と話した。

米国では、中国が挑発を控えるよう北朝鮮を説得する可能性への懐疑論が大きくなっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは同日、社説「国連の北朝鮮保護者」で、「バイデン米大統領は、中国の習近平国家主席に北朝鮮の核実験やミサイル試験を止めるよう圧力をかけ、「希望的」と話した。しかし(現実は)そうはいかない」と批判した。また、「中ロの保護は、金正恩氏を大胆にさせており、北朝鮮は核実験に先立ち国際的対応を嘲笑している」とし、「米国は国連に対する信頼を捨てて同盟を規制し(北朝鮮の対応に)集中する時」と指摘した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com