熱狂する日本列島、「日本、まじか！」検索ワード１位

「信じられない。すごい！」

サッカーワールドカップカタール大会、グループＥの日本が、１次リーグの第３戦で、ドイツに続き強豪スペインも破ってＥ組１位で決勝トーナメント進出を決め、日本列島が熱狂のるつぼと化した。

スペイン戦終了のホイッスルが鳴った２日午前６時、サッカーファンが多く集まる渋谷に集結したサポーター数千人は、「オーニッポン」を連呼し、勝利を満喫した。世界的名所であるスクランブル交差点に青信号が灯ると、交差点を渡りながらサポーターたちはハイタッチを交わした。安全事故に備え、秩序維持のために出動していた「ＤＪポリス」の表情も明るかった。

会社員の３０代の男性は、「一睡もせず試合を見た。本当に感動した。出勤途中だけど全く疲れていない」と興奮気味だった。ある２０代の女性は、「後半のアディショナルタイム（７分）が長すぎて、心臓が爆発しそうだった。決勝トーナメントでも勝てば泣いてしまいそう」と話した。

ツイッターでは、「日本、ホント？」という意味の「日本、まじか」という言葉が検索ワード１位になった。後半戦に投入され、同点ゴールを決めた堂安律（ドイツ・フライブルク）がインタビューで言った「あそこは俺のコース」も主要検索キーワードとなった。

岸田文雄首相は同日午前、サッカー日本代表を率いる森保一監督と電話で話す動画を自身のユーチューブチャンネルに載せた。岸田氏は、「歴史的な勝利を収めたことに心からお喜び申し上げる」と話した。読売新聞などは緊急号外を発行して都心で配った。


東京＝イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com