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ホワイトハウス「北朝鮮無人機、侵犯の性格めぐり韓国と緊密に協議」

ホワイトハウス「北朝鮮無人機、侵犯の性格めぐり韓国と緊密に協議」

Posted December. 28, 2022 09:10,   

Updated December. 28, 2022 09:10

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米ホワイトハウスは、北朝鮮の無人機が韓国の領空を侵犯してソウル上空を飛行したことを受け、「侵犯の性格をめぐって韓国と緊密に協議している」とし、「自国領土を保全しなければならない韓国の必要性を認識している」と明らかにした。

ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)報道官は26日(現地時間)、東亜(トンア)日報の質問に、「北朝鮮の無人機が軍事境界線を越えて飛行したという報道を認知している」と述べた。また、「韓国防衛に対する米国の約束は固い」と強調した。国務省もホワイトハウスと同様の立場を表明した。

ホワイトハウスのNSCが北朝鮮無人機の侵犯の性格について韓米当局と協議していることを明らかにしたのは、今回の挑発が単なる脅威を越える可能性を念頭に置いたためとみられる。一部では、北朝鮮が無人機をソウル深くに出撃させたことをめぐって、韓米軍の態勢をテストするとともに、軍事施設などを撮影して局地挑発ターゲットを確保するための偵察である可能性があると見ている。このため、米国が戦略兵器や偵察兵器の展開などを通じて北朝鮮に警告メッセージを送る可能性があるという観測が流れている。

米国の専門家らは、ソウル上空を飛ぶ北朝鮮の無人機撃墜に失敗し、防空網の穴が明らかになったことについて、「深刻な脅威になる可能性がある」と懸念を示した。デイビッド・スティルウェル前米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に、「(北朝鮮の無人機が)金浦(キムポ)、仁川(インチョン)のように航空運航が多い地域を飛行したことは直接的な脅威」とし、「(韓国軍と在韓米軍が)無人機撃墜能力を開発できなかったのなら、備えなければならない」と主張した。

ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は、「北朝鮮が無人機技術の開発を確保するためにロシアに要員を派遣した」とし、「北朝鮮は保有するドローン数百機で生物化学兵器を運搬できる」と述べた。さらに、「北朝鮮がドローンで脅かすことは長い間懸念されてきたが、韓国は準備が十分でなかった」とし、「『ゼロ侵入』政策を備えなければならない」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com