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ANA航空「週2日勤務」導入へ

Posted January. 17, 2023 08:53,   

Updated January. 17, 2023 08:53

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日本の航空会社、全日本空輸(ANA)が、週2日勤務が可能となる制度を導入すると、日本経済新聞が16日付で報じた。新型コロナウイルスの感染拡大で減少した航空需要が増えつつあり人員は必要だが、人材確保、従業員の自己啓発などのために週2日制を施行するという。

同紙によると、ANAは日本に在住するすべての客室乗務員(約8500人)を対象に、2024年から週2日制を選択できるようにする方針だ。週2日制を申請して認められた客室乗務員は、年度初めに年間で取得する公休日を決め、シフトが組まれる。特定の路線を中心に乗務することもできる。ANAは、運航への影響を最小限に抑えるため、制度を利用できる人数に上限を設ける方針だ。

週5日勤務を基本としていたANAは、新型コロナウイルスで航空需要が激減し、週2、3日だけ働ける弾力的な勤務制を臨時導入した。昨年は、乗務員の40%がこれを選択した。最近、新型コロナウイルス検疫の緩和で航空需要は増えたが、ANAは以前のように週5日制勤務に戻ることは難しいと判断した。

数年前から慢性的な求人難に苦しんできた日本の企業は、従業員を確保しておくことが最大の鍵だ。終身雇用慣行が消えつつある時代の状況に合わせて「仕事のかけ持ち」や副業をしようとする従業員が増えている。学位や資格取得による自己啓発の欲求も強まる傾向だ。

日本政府は、地方での居住を奨励し、企業が在宅勤務や週4日以下の勤務制を導入することを推奨している。経団連は、会員企業に週3日勤務や長期休暇制度の導入を促している。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com