現存する唯一の韓国伝統の「カン窯(内部が複数個に分かれたつぼみ状の窯)」が国家文化財に指定される。
文化財庁は26日、「慶尚北道(キョンサンプクト)の民俗文化財である『聞慶観音里(ムンギョン・クァンウムリ)マンデンイ窯および付属施設』を国家民俗文化財に指定予告する」と明らかにした。1863年に初めて作られたこの窯は、周囲に踏み臼や砂土の沈殿物を沈ませるために掘った穴、陶工が生活した付属施設なども保存され、朝鮮時代後期の窯業の重要遺跡に挙げられる。特に、窯の築造者から子孫まで8代にわたって聞慶地域で沙器を作り、伝統陶芸の家業を引き継いできたので、より価値が高いと評価されている。国家無形文化財沙器匠保持者の金正玉(キム・ジョンオク)氏らが1990年代までこの窯で沙器を作った。
イ・ソヨン記者 always99@donga.com