大谷翔平(29=ロサンゼルス・エンゼルス)が今季米大リーグで最速40本塁打に到達した。
4日、本拠で行われたシアトル・マリナーズ戦に2番・投手として先発出場した大谷は、チームが2-1でリードしていた8回裏、1死走者がいない状況で相手投手のアイザイア・キャンベル(26)が投げた時速155キロの内角の速球を捉えた。右中間フェンスに向かって119メートルを飛んだ打球をエンゼルスの看板打者マイク・トラウト(32)のユニホームを着ていた観客が素手でキャッチした。そして大谷は2021年に続き、個人2番目のシーズン40本塁打記録を達成した。
大谷はこの本塁打でアメリカンリーグ2位のルイス・ロベルト(26=シカゴ・ホワイトソックス、29本塁打)との差を11本に広げた。ナショナルリーグ本塁打1位のマット・オルソン(29=アトランタ・ブレーブス、37本塁打)とも3本差だ。大谷が現在のペースを維持すれば、60本塁打でシーズンを終えることができる。昨年までは2021年に記録した46本塁打が個人最多記録だ。
大谷はこの日のマウンドでも4回まで無失点に抑えたが、右中指のけいれんで5回からは指名打者としてのみプレーした。大谷は、「指だけでなく全身にけいれんが起こっていた。また、0-0の同点だったので、自分が降りた方がチームにとって正しい選択だと思った」と話した。
エンゼルスは大谷の本塁打で3-1でリードした状態で9回表の守備を始めた。しかし、抑えカルロス・エステベス(31)がシアトルの7番テオスカー・ヘルナンデス(31)に満塁弾を浴びて3-5で逆転負けし、3連敗に陥った。
カン・ドンウン記者 leper@donga.com