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大谷が腕に痛み訴えて降板、今季登板は絶望

大谷が腕に痛み訴えて降板、今季登板は絶望

Posted August. 25, 2023 08:28,   

Updated August. 25, 2023 08:28

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今年はもう「投手」大谷翔平(29)が見られなくなった。

ロサンゼルス・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは24日、「磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、大谷の肘靭帯が損傷したという診断を受けた。残りシーズンはこれ以上登板しない」と発表した。そして「手術が必要なのかはまだ分からない」と付け加えた。大谷は米大リーグに進出した2018年に肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたことがある。

今季に投手として10勝5敗、防御率3.17を記録している大谷は同日、本拠で行われたシンシナティ・レッズとの連続試合(ダブルヘッダー)の第1戦(4-9敗)に先発登板した。疲労感を訴えながらローテーションを一度外した大谷は同日、1回表を三者凡退で仕留めた後、1回裏には大リーグ全体首位に立つシーズン44号本塁打(2点)まで放ち、好調ぶりを見せた。

問題が起きたのは2回表1死1塁の状況だった。クリスチャン・エンカーナシオン=ストランド(24)を相手にカウント2ボール2ストライクから投げた時速152キロの速球がファウルになった後、大谷はベンチに向かって「体調が悪い」という合図を送った。すぐマウンドから降りた大谷は打席にも入らず、試合から完全に抜けた。大谷の同日の速球の平均球速は149.8キロで、シーズン平均(155.9キロ)より6キロほど低かった。

「打者」大谷が引き続きMVP競争を続けられるかどうかも不透明だ。大谷は同日、第2戦(3-7敗)の時は指名打者として出場し、5打数1安打を記録した。また、トミー・ジョン手術を受けてリハビリ中だった2019年にも打者として106試合に出た記録もある。しかし、手術を受けなければならなくなれば、残りのシーズンの試合出場は容易ではない。手術を受ければ、シーズン終了後の自由契約選手(FA)交渉にも不利に働く可能性が高い。

一方、大谷を破って昨年アメリカンリーグMVPに輝いたアーロン・ジャッジ(31)は同日、本拠でのワシントン・ナショナルズ戦で自身初の3本塁打を放ち、チームを9-1の勝利に導いた。ヤンキースはこの勝利で1982年以来41年ぶりっとなる9連敗を断ち切った。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com