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与党が「ごみ」発言の民主党議員に懲戒案提出、民主党「太永浩議員の断食テント乱入は節度を超えている」

与党が「ごみ」発言の民主党議員に懲戒案提出、民主党「太永浩議員の断食テント乱入は節度を超えている」

Posted September. 09, 2023 08:31,   

Updated September. 09, 2023 08:31

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6日の国会対政府質疑で、脱北者出身の太永浩(テ・ヨンホ)議員に対し、最大野党「共に民主党」の朴英淳(パク・ヨンスン)議員が、「北朝鮮からごみが来た」と発言したことをめぐり、与野党の対立が激しくなっている。

太氏は8日、BBSラジオ番組で、朴氏の除名を求めて前日、「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の断食現場を訪れたことと関連し、「私の悔しい思いを話したが、(私が)去るやいなや(李氏が)嘲笑したらしい」とし、「血が逆流する思いだ」と話した。李氏が独り言で「すごく悔しかったようだな」と言ったことを批判したのだ。太氏は同日、フェイスブックにも「朴氏はただの『ごみ』ではなく、『北朝鮮から来たごみ』と何度も立ち上がって叫んだ」とし、「北朝鮮当局が脱北者に対して言う『ごみ』と同じ意味」と書いた。

「国民の力」指導部も一斉に太氏を援護し、野党攻勢に出た。尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は同日、院内対策会議で、「同僚議員に対する礼儀に反するだけでなく、北朝鮮出身の住民が大きな傷を受けるだろう」とし、朴大出(パク・デチュル)政策委員長も、「民主党は暴言で人身攻撃した所属議員に対して懲戒処分をすべきだ」と主張した。

これに対し、朴氏は同日、フェイスブックで、「自分に対する発言が脱北者と失郷民全体に対する侮辱だという太氏の主張は呆れる」とし、「当該発言は太氏がこれまで見せてきた低劣で誤った政治行動を指摘したもの」と反論した。そして、「脱北者に対するいかなる偏見や否定的な認識もない」と付け加えた。

「共に民主党」の宋甲錫(ソン・ガプソク)最高委員も同日、党最高委員会で、「太氏は李氏が断食中のテントに乱入した」とし、「最低限の政治的節度さえも破る国民の力の振舞いはただ嘆かわしい」と反論した。

「国民の力」は同日、朴氏を国会倫理特別委員会に提訴した。懲戒事由は、国会議員の品位維持違反だ。張東赫(チャン・ドンヒョク)院内報道官は、懲戒案提出後、記者団に、「(朴氏の発言は)民意の殿堂である国会本会議場で出てくることはできない、想像もできないほどの名誉毀損的な冒涜的な発言」とし、「重い懲戒が必要だ」と話した。「国民の力」は同日、5日の対政府質疑で「大統領弾劾」に言及した「共に民主党」の薛勳(ソル・フン)議員に対する懲戒案も国会に提出した。


申나리 journari@donga.com